自分を信じて、良い時も、悪い時も。

2013.02.08

仕事術

自分を信じて、良い時も、悪い時も。

喜田 真弓

「営業マンは聞き上手でなければならない」、とはよく言われること。話しが上手く、相手を説得させて商品を買っていただくのではなく、お客様の言葉に耳を傾け、会話のなかからお客様がどのような問題を抱えているのか聞き出すことができれば、またはお客様から相談を持ちかけられるようになってこそ、信頼関係が構築されるからだ。

苦しい時期も、自分を信じながらチームの中で成長してきたその経験を、次は後輩に味わってもらいたいという松村の強い思いは、小学校時代から今に至るまでサッカーというチームプレーを通して培われたものだ。嫌なことはしないけれど、素直に人に合わせることができるのも小学校時代のサッカーのコーチの厳しい教えがまだ残っているせいかもしれない、と松村は言う。そして今でもサッカーは貴重なストレス解消法であり、3チームに所属して多い時は土日で3試合することもある。さすがに日曜日にはクタクタになるが、それでも逆にそのクタクタがないと1週間が締まらないとも言う。

「営業の仕事とサッカーは、自分にとってのオンとオフではありますが似ているところもあります。たとえば受注規模にかかわらず、一から開拓した案件が取れた時はほんとうに嬉しい。もちろん技術や上司に助けていただいた上でのことですが。以前、ある大きな案件で最初はお客様の予算が通らず、特別予算で実施するかどうかが検討されることになって、お客様からは『決定したらすぐに電話します』、と言っていただき、外出中に携帯にかかってきた時は半端ないドキドキ感で、OKという言葉をお客様からいただいた時は、人目もあるのでなんとかその場では感情を抑えましたが、心の中でガッツポーズしてました。サッカーのゴールを決めたみたいに。それまでの心配や苦労もすべてそれで解消されるようなそんな気持ちでした」

周りの状況に気を配りながら、点を入れるために走り回るサッカーと同じく、お客様の課題を解決するためにコーディネーターとしてよく話を聞き、技術やアシスタントが気持ちよく仕事ができるよう環境づくりや気配りをし、フットワーク軽く走り回ること、それが松村流営業だ。

「気配りをすること、人の話を良く聞くことはすごく大切だと思ってます。話をしている時に口をはさんだり自分の話題に持っていったり、そうなると人は話をしようという気持ちにならなくなりますよね。話の内容に興味がなかったとしても、相槌を打って聞いているフリをしてあげただけで、相手としては気持ちよく話をしてくるんじゃないかなと思います。これは営業マンとか職種とか関係なく、お互い気持ち良くすごすための方法でもあると思うし、それが身についていれば、仕事でも自然にそういう態度をとれるようになると思うんです」

サッカーの試合は90分だが、案件を受注するのには1年以上かかることもめずらしくない。けれどどんな苦しい状況になっても、内向きにならず、お客様や後輩といった周りへの気配りを忘れずに一つひとつこなしていく。そうすればおのずと結果はついてくることを松村は知っている。たとえ負けても、そこで積んだ経験は必ず次の試合に役に立つからだ。サッカーで培った体力と精神力、そして人間として成長し続けるという熱い思いを抱いて、松村は今期もトップセールスを目指す。

文責: 株式会社アシスト 広報部 喜田 真弓
お問合せ:press(アットマーク)ashisuto.co.jp
     03-5276-5850

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