私の義母、つまり妻の母親は昨年、自ら自分の資産を処分し、 千葉房総の鴨川に近い山の中に建つ 「介護付マンション」(端的に言えば「有料老人ホーム」) に居を移しました。 そこは、栗を拾いに野生のサルが顔を出すような、 自然にあふれた素晴らしい場所です。
しかも、人生の先輩として、
入居者たちは、学生のキャリア・人生相談役も務めます。
すでに引退しているとはいえ、
現役のころは様々な職業を経験してきている人がいます。
学生にとってはとてもありがたいアドバイスが得られますよね。
さて、以上は学生にとってのメリットですが、
入居している老人にとってのメリット、それは、
授業で頭を使い、学生たちと交流して彼らの若いエキスを
吸収できることで(笑)、いつまでも若々しく元気で
いられることです。
実際、入居者の方々の写真を見ましたが、
90歳近くの方でも、60歳代にしか見えないほどでした。
通常、老人ホーム入所5年後の要介護率は、
約10%だそうですが、ラッセルビレッジでは、
同3%に止まっているそうです。
つまり、老化のスピードが明らかに減速する。
かなり強力なアンチエイジング効果ではないでしょうか。
私は、決して従来型の介護付マンションがダメとは
思いませんが、年を取っても元気いっぱいでいられて、
若い人にとっても人生の先輩の知恵が得られる、
「カレッジリンク型のシニア住宅」
は、日本でも今後人気を集めるのは確実だと思います。
実は、来年(2008年)5月に、
日本初のカレッジリンク型のシニア住宅がオープン
するそうです。関西大学との連携です。
*クラブアンクラージュ御影
http://www.encourage.co.jp/
以上は、シニアビジネスの第一人者、
村田アソシエイツ代表、村田裕之氏のお話を元にしました。
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2007.12.07
2008.06.13
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。