「お客様の対応をすること」。 そう聞いて“めんどくさいこと”と考えているうちは、マーケティングにおいてとても大切な「想像力」を磨く機会を逸しています。 プライベートでイベントの主催をしている、自分の事例から、参考になる点が1つでもありましたら。
こういうのって、ほんと、ありがたいし、勉強になります。
相手を慮るとはどういうことか、相手の立場を想像するってどういうことか、考え、自らの糧にする、ほんとうにいい機会です。
今回ではないんですが、以前に主催イベントでこんなことがありました。
講演者のブログのコメント欄に、前日「明日行けなくなりました~」とだけ書いて、キャンセルを主催者に連絡した気になっている方が…。
今回だったら、樋渡市長のブログ「武雄市長物語」のコメント欄に、前日「行けなくなった」と書くようなものです。
ブログの書き手である講演者は、とっくに現地に移動し、ブログのコメントなんて見ちゃいないかもしれない、にも関わらず…(そういう以前の問題でもあるんですが)。
他にはこんな例も。
会社の外、都内某所で、数名の大学生と打ち合わせをする機会がありました。
前日までは会社からメールでいろいろやり取りしていました。
そして、当日は会社を離れるものですから、連絡先として、携帯の電話番号と、打ち合わせ場所の電話番号を事前に知らせてありました。
すると当日、1人、15分位遅れた学生さんがいらっしゃいました。
ちょっと遅いな、失礼だな、何も連絡しないで…と心では思いつつも、まあ15分位だからと思い、とくに何も言わずに打ち合わせを始め、当日は終えました。
次の日、出社して、会社のメールを確認。すると
「すいません、10分位遅れます」
と書かれたメールが、当日遅れた方から、会社のメールアドレスに送られていました。。。
これには沈黙…。
まだスマートフォンやタブレットなどの「簡単に持ち運びができるIT機器」がなかった頃の話です。
きっと遅れた方からすると、「携帯のメールアドレスに送る」感覚でメールしたんでしょう。
…しかし、ちょっと、相手に対する想像力がないな、自分中心で物事を進めているんだろうなこの方は、と思ったのは確かです。
相手のことを慮り、相手のことを想像し、相手が動きやすいように相手にオファーを出す人。
自分のやりたいことだけを考え、自分のやり方で、相手にオファーを出す人。
一生を通すと、得られる成果は比べ物にならないくらい違うんだろうなあ、と思います。
そしてきっと、後者の人は、成果が違うのは自分のせいだ、とも気づいていないんだろうなあ…と。
今回、武雄市樋渡啓祐市長講演会 in 三島の実行委員を務めることで、また一つ、相手に対する想像力の勉強になりました。
多くの方を相手にするイベントを主催すると、ほんと、想像力って磨かれますよ。
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マーケティング
2012.10.18
2012.06.25