夢が見つからない自分…大切なセルフチェックができていますか? また、夢を追い求めています!というあなたも、「迷夢」にならないよう、ご用心!
ほとんどの方は、小さな頃から一度は
「夢を持て!」
のようなことを言われたことがあるのではないでしょうか。
夢を持つこと、それ自体は素晴らしいことです。
しかし、「夢を持つことが素晴らしいことなんだ」という思い込みで、むやみに夢を作ること、あるいは、「夢がある」自分を正当化することは、良くない場合もあります。
『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論』(戸田智弘著:ディスカヴァー・トウェンティワン)では、「ずっと夢をみている人」の悪い例を、次のように述べています。
この3つ(後述)がクリアできていない人は問題が多い。たぶん、その人は現実逃避として夢を見ているだけだろう。夢に向かって懸命に努力をしないのは、どういうふうに努力すればいいのか分からないというよりも、その努力が無駄になることを恐れているのだろう。何もしなければ、いつまでも夢を見ていられるから。
内容が濃く、とても重みのある文章ではありませんか?
とくに、高校生の皆さんの相談を見聞きすることの多い自分としては
「夢がなかなかみつからない…」
などと相談する方に、まず一番最初に伝えたい言葉が
「夢に向かって努力することが無駄になることを恐れていませんか?」
まさにここですね。
「(その時点で)なりたい自分」に、失敗せずになれることなんて、ほとんどありません。
自分の経験から考えても、周りの例から見てもそうですし…
そもそも「ある時点で“将来こうなりたい!”と思っている夢」は、その時点で見聞きしたり、触れたりした選択肢の中からでしか選べませんから、「それ以降の自分」が「その時点で全く知らなかった夢」に出会う場合を補うことはできません。
だから、途中の「無駄」を気にするが余り、夢を定めきれない自分でないか、セルフチェックすることはとても大事です。
そして、夢がぼんやりと見えたあとは、これも『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論』に書かれている、次の3つが大切です。
第一に、夢(将来のあるべき自分)と現在の自分のギャップを自覚しているか?
第二に、そのギャップを埋めていく戦略や戦術をぼんやりとでもイメージできているか?
第三に、夢に向かって懸命に努力し、一歩ずつでもその階段を上っているか?
これらがクリアできずに、「~になる夢を追い求めています!」と安易に発するのは、上述の通り、“現実逃避としての「夢」”ということになるのでしょう。
僕は「レゾンデートル」と言う言葉を大切にしています。
フランス語ですが、英語で言う reason to be にあたり、「存在理由」と訳されます。
僕の夢は、「レゾンデートルを最大化すること」。
社会に生み出せるもの(とくに若い人に向かって)を、今の自分のできる範囲で、1つでも多く…その継続そのものが夢です。
そのために何をしたらいいか、それこそ毎日考えています。
大きな夢を持つのが難しい人は、この夢は便利!?ですよ。
だって、これ1つで、上の第一~第三、すべて包含してますからね!?
毎日ブログ更新中!http://www.zkaiblog.com/histaff/
関連記事
2007.11.20
2007.11.21