企業にとって一番頭が痛いのは、自社商品の購入者が、当該商品や企業についての不平不満や悪口を言いふらすこと、すなわち、 「ネガティブなクチコミ」 ですね。
「ネガティブなクチコミ」
をばら撒いてしまうわけです。
したがって、
「ネガティブなクチコミ」
を減らす方法は基本的には以下の2つです。
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1 直接的な苦情を言いやすくする仕組み・体制をつくる
2 苦情に対して真摯に対応する
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従来、多くの企業では、
「臭いものにはフタ」
の考え方が強く、苦情を受け付ける仕組み・体制に十分な予算を割かず、問い合わせ先の情報をあえて目立たなくしたり、また、実際の苦情に対しても、心のこもらない、型どおりの対応で受け流すことがみられました。
(消費者は泣き寝入りするしかなかったわけです)
しかし今や、消費者誰もがネットを通じて情報発信でき、企業が「泣き寝入り」させることができなくなったばかりか、
「ネガティブなクチコミ」
あるいは、さらに極端な場合には、
「組織的な不買運動」
を起こすことさえ容易になっています。
企業としては、気の進まないことではありますが、
「苦情」
を真正面から受け止め、真摯に対応するしか道はありません。
*参考文献
『雑談力 おしゃべり・雑談のおそるべき効果』
(川上善郎著、マイコミ新書)
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2014.05.01
2014.06.01
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。