「人が育たない」というのは、突然発生した問題ではなくこれまでのマネジメントの結果と捕らえるべきで、組織のマネジャーは自己に矢印を向けるべきです。 我々が本当に育てたいのは、自ら学び成長していく人間であり、制度や仕組だけでは人は育ちません。どうすれば人が育つのかという問に正解はありませんが、マネジャ自身が考え実行し、今よりもっと部下や後輩の育成のために時間を使うことが本質的に重要です。
「職場を緑溢れる環境にすれば、社員が幸せに感じる」というのは、はっきり言って論理的に飛躍していますし、普通に考えたら果たしてそれをすることが会社として必要なことなのか?と考えこんでしまうようなことではないでしょうか?しかし、塚越会長はそう考えてそれを実行してしまうのです。更にそれ以外にも、
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こういった社員還元は金額の多寡ではない。オフィス環境がよくなった。駐車場が広くなった。食堂がきれいになった――。どんな些細なことでも、「前よりよくなった」「幸せになった」と従業員が感じられれば、それがモチベーション向上につながるのではないか。
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と、こうしたら社員が「幸せになった」と感じられるのではないかということをそれこを露骨に実践しているのです。
「どうすれば社員が幸せになったと感じられるか」、「どうすれば部下や後輩が成長するか」という問はどちらも正解が無いという点で同じです。塚越会長がそうしたように、どうすれば部下や後輩が成長するかマネジャー自らが必死に考えそれを実行することが本質的に重要なのです。
また、それがマネジャーが自己に矢印向けることであり、そのような正解の無い育成の過程を通じてマネジャー自身もまた成長していくのです。
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