日本人が失ってはいけない美しい心とは? 金美齢さんの講演を聞いて、考えたこと。
自分さえよければいい、とか、物欲が強い人、とか、以前から一定数いたと思うんです。
「増えている」と言っている人のほとんどが、マスメディアなど「どこかで言われていること」に自らの嫌な体験を重ね合わせて、増えているように感じているだけだと思うんです。
これを根拠にして、自らが立派な発言をしているように導いても、僕の心には響きませんでした。
#「教育が最も大事」と言葉では言うものの、自らがその領域にほとんどコミットしていない方を大勢見てきたからかもしれませんが…
繰り返しますが、この発言を責めるつもりはないんです。
ただ、「伝えたい 日本の心」をテーマにした講演であるからこそ…
「教育が大切」といった、当たり前のことを、何かと相対比較することで、イメージ的なかっこよさを増す語りではなく、
「(美しい心を育むには)教育が大切なんですよね。あたりまえじゃないですかそんなこと。でもその当たり前ができてます?みなさん。」
のように語ってほしかった。
それが力強く、「“絶対的に”美しい心」を称える表現だと思うんです。
最後に、金さんは仰いました。
ひがみ、ねたみ、そしり。最悪だと。
この気持ちからくるエリート批判は最低だと。
能力をもったエリートであれば、それを称える社会にしなければいけないと。
「出来る人」に対し「ちぇっ、あいつ、偉そうに」という発言を簡単にする人は、その言葉により、出来る人より上に立ちたい気持ちの表れだと思います。
それよりも…出来る人を見習って、自らの能力を向上させたい!と思うのが、「美しい日本人の心」ですよね。
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