上級幹部を目指している?　リーダーシップ力を高めなさい

戦略上最も重要なことは、自分の会社のビジョン、ミッション、会社方針を十分理解することです。理論上はこの会社方針に従って高い業績を上げる人が速い昇進を獲得することになりますが、組織はそのように単純には機能しませんよね。明確なビジョンやミッションステートメントがない場合はそれを作るために働きかけるのもいいですね。
上司からどれだけ信頼されているか、上司の社内への影響力はどれくらいか、どのような社内人脈を構築するか、認められるい機会を作るにはどうすればよいか、ということを考えながら、会社が上司が昇進させたくなる環境を作っていくことでしょう。

セールスと同じです、自分を売り込むためにできれば昇進意欲をおくびにも出さないのが利巧でしょう。現在のいるところが昇進のために、認められるために不利だと思ったら、みんなが嫌がる地方や海外への赴任を希望したり、最高に効果があるのは自信があれば営業を希望することでしょう。会社の組織や体質にもよりますが、別に自己申告の時期やそのような機会がなくても、人事にそれとなく知らせておくことも一方でしょう。

さて、本題のリーダーシップに入ります。
常日頃から心がけ切磋琢磨しなければ簡単にリーダーシップ力はつきません。
前回の報連相とリーダーシップで話しましたが、最高のリーダーシップ力は報連相でしょう。この人間力が認められれば昇進の道はかなり広がるはずです。

報連相の自分のスタイルを作り上げてください。独特のこの力が組織や多くの仲間、部下、上司、経営陣を動かすはずです。アンテナを高く掲げて情報センターになるのもいいでしょう。せっせといろいろな人、違った業種の人も含めた人々と情報交換することはあなたのリーダーシップ能力の発揮できるところです。信頼関係ができなければ、情報収集のベテランにはなりません。テイク&テイクで人を利用しようとする態度でも本当の人間関係はできません、与えられるよりもより多くのものを与える心がけを培うことが寛容です。

私はある自動車メーカーで、先輩から、近ちゃんは若くて勤務期間が俺なんかよりずーと短いのに何でとんとん拍子で昇進するのか。と企画室を担当していた人からその秘訣をと迫られたことがあります。人を使うという言葉はあまり好きではありませんが、人を周りを動かすことができない人とできる人の差は、結果に歴然とした差が出てくると思います。部下を助け、上司の昇進のプロモーターとなったり、仲間の昇進や業績アップを手伝ってやったりする奉仕精神も持たない人は強いリーダーシップ力を発揮できません。親の本当のリーダーシップ力に比例して子供たちが親を慕い敬う原則はどこでも同じでしょう。