2011.07.13
リーダーシップ力を高めて豊かな生活を 挨拶について(2)
近藤 紘
Clehk Centro Liderazgo y Estrategia SC 社団法人クレックリーダーシップ・戦略センター 社長
握手による挨拶をお勧めします。 リーダーシップは挨拶や報連相で始まります。
リーダーシップ力を高めて豊かな生活を
挨拶について(2)
今回は握手について話します。
でもその前に、何ゆえ「リーダーシップ力を高めて豊かな生活を」と題してだらだらと挨拶についての話をするのか、という疑問をもたれる人もあるかと思いますので、簡単に一連の記事の目的について話しておきます。もちろんそんなことはどうでもいいという方もいるかもしれませんが、それも結構です。ここでお話しすることを興味を持って毎日の生活を通して訓練し、リーダーシップ力を高めれば、ビジネスがうまく行き、組織内での昇進が早くなることは間違いないでしょう。ですから人生での戦略としてもリーダーシップ力の強化は、功を奏します。
しかし私が目指すところは、できるだけ多くの影響力を持つことになる人々に、欧州流のリーダーシップを身に着けて、今の日本の危機を救うことに貢献していただきたいのです。日本には危機状況なんかないとっしゃる方には、私の一連の記事は役に立たないでしょう。しかしなんとなくでも危機感を持っておられる方には、今後私が強調しつづけるリーダーシップを高める必要性がわかっていただけると思います。一言付け加えれば危機感というのはビジョンを持つ人のみが明確な形で持てる感覚です。
外部からの脅威がなく、地球の安泰、世界秩序の安定が保証されている間は、日本は今までやってきたやり方で、世界から、一部を除いて、尊敬され、愛される国であり続けることができます。しかし、日本の外部の状況も、内部でも、この保証がなくなっています。これに気づかれていない方もあるのではないか、あるいはどのような行動をとるべきかがはっきりしない人のためにと、「世界リーダーズクラブ」を立ち上げつつあるのです。今日本は緊急に、欧米的な、相手に遠慮しないで堂々と影響力を及ぼすリーダーシップを身に着け、自主的な、独立した自分を作り自分の生活を豊かにすると共に、周りの環境、国の政治、世界の動きへも影響を及ぼすことができる人を必要としています。同時に多くの人の中に真のリーダーを育てたり選んだりできる人間力が必要となっているのです。
リーダーシップの最大の要素は信頼関係を築くことです。何度もいいますが、リーダーシップと上下関係は全く関係がありません。信頼関係を作り自分や他人、周りを一定のビジョンに向かって物事が動くように影響を及ぼすことです。
飛躍しているように思われる人もいるでしょうが、その根本の根本がこの挨拶であり、その次にお話しするコミュニケーション力、ビジネス界でいわれる報連相能力です。はっきり言っておきますが数週間で身に着けることができる能力ではありません。戦後の日本の教育が忘れている人間能力を高めることを、このリーダーシップ力を高めることで若干でもカバーしようというものです。どんなに頭がいい人でも、いや頭がよければいいほど、この能力を身に着けるには時間がかかります。でも絶対に大きな効果があることは請合います。エンジョイしながら毎日努力をし、習慣化してください。
人間能力とはその人の骨肉となった習慣です。アインシュタイがいみじくも言った、「教育とはすべて今まで学んだものを忘れた後、残っているものである」と全く同じものです。私は中国の古典も、難しい本も読んでいませんので、大きなことは言えませんが、もしこの分野で納得のいくものに興味があれば、もっとも分かりやすく説明しておられる安岡正篤氏の書物をお勧めします。
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Clehk Centro Liderazgo y Estrategia SC 社団法人クレックリーダーシップ・戦略センター 社長
メキシコ在住。中小企業コンサルタント、コーチング、リーダー養成などに従事、近くリーダー養成機関並びにリーダーシップ運動普及機関として、世界リーダーズクラブを立ち上げ、日本でも広げる計画。日本民族が、日本経済が真の力を取り戻すためには真のリーダーと日本人の平均人間力、リーダーシップ力を高めることが唯一の道であると確信しています。