2011.07.13
リーダーシップ力を高めて豊かな生活を 挨拶について(2)
近藤 紘
Clehk Centro Liderazgo y Estrategia SC 社団法人クレックリーダーシップ・戦略センター 社長
握手による挨拶をお勧めします。 リーダーシップは挨拶や報連相で始まります。
私は毎日の実践を強調します。知識も良い頭脳も要りません。
2-3ヶ月前でしょうか、プレジデント誌で、会社で高い評価を受けるのは報連相ができる人、という記事があったと思います。まさしく私が言わんとしていることが、日本の企業で実践されている感じで驚きました。企業はまんざらでもないと思っています。報連相の始まりは挨拶です。
長々と話しましたが、握手について話しましょう。
できるだけ簡単に話します。西洋式の握手による挨拶は、現代に未だ適応している最高の形だと思っています。スキンシップとアイコンタクトという二つの社会生活での重要な要素を含んでいるからです。
握手の要点は次のようなものだと思います。もちろん規則も何もありませんが。
• できるだけ自分から近づき、相手のプライベートゾーンに侵入、接近し、相手の目をしっかり見ながら、ひじを曲げて相手の手を握ります。
•少し硬めに握ってください。相手が女性でもかまいません。
•目を見つめながら数秒間維持します。
•「おはよう」などの挨拶と同時に、相手の名前を呼び、時間的余裕があれば、会話の糸口となる言葉を付け加えます。できるだけ相手が快適に答えられる質問をします。イエス、ノーの返事で途切れないようにしましょう。
•目は必ず笑い、前回で述べた挨拶の意義の効果を出してください。
これだけのことです。うまい挨拶ができたかどうかは、相手が自分に快い感情、気分を持ったかどうかです。当地メキシコでのリーダーズクラブでは、嫌な相手、なんとなくしっくり行かない相手を選んで、自分から積極的に挨拶を続けるように言っています。そんなことは無理だとは言わないでしょうね。つまりあいつは気に入らない、虫が好かない、生意気だ、などなどと思っている相手を、自分にとって心地よい相手にしようというのが日常の挨拶です。そう。やさしくないですよ。隣のいやなオヤジ。握手は別として、毎朝快活に「おはようございます」と声をかけてみてください。相手が返事をしないと、はじめはあまりいい気持ちではありませんが、そのうちに慣れてきます。そして少なくとも自分が快活になるのです。よーく考えてみてください。こんなことがなんの役に立つかって。
まずこれができない場合は、人生の成功はあきらめてください。昇進も遅れます。責任レベルが上になるにつれて知識や技能の代わりに、この能力が要求されてくるのです。
「おはよう、山田君。元気にやってるかい」と手を差し伸べて社長から挨拶されたら、その社長のことをどう思いますか。いろいろなケースがあるでしょうが、最も重要なことは、人間は理屈ではなく感情の動物である、ということです。恋人と理論で打ち負かせても悪感情が残ればあなたの負けです。これがリーダーシップの本質です。快い関係、信頼関係がなくて人を引っ張り、大きな効果を出せないことは自明のことです。
次回は報連相について少し話します。
ぜひ感想を聞かせてください。私はいつも反論を大歓迎します。
連絡先:hiroshikondo@centroliderazgoyestrategiahk.org
「世界リーダーズクラブ」に関するお問い合わせも上のメールアドレスへお願いします。
リーダーシップ力を高めて豊かな生活を 挨拶について (1)
http://www.insightnow.jp/article/6657
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Clehk Centro Liderazgo y Estrategia SC 社団法人クレックリーダーシップ・戦略センター 社長
メキシコ在住。中小企業コンサルタント、コーチング、リーダー養成などに従事、近くリーダー養成機関並びにリーダーシップ運動普及機関として、世界リーダーズクラブを立ち上げ、日本でも広げる計画。日本民族が、日本経済が真の力を取り戻すためには真のリーダーと日本人の平均人間力、リーダーシップ力を高めることが唯一の道であると確信しています。