コンピュータ・ソフトウェアには、多くの協力者の作業によって作られるオープンソース・ソフトウェアというものがある。協力者は様々な国にまたがり、そうして開発されたソフトウェアはあらゆる人が無料でダウンロードして利用でき、多くの場合は改変も可能というものだ。
Talend社について杉乃は、次のように述べる。
「Talend社は2007年からビジネスを開始した新しい会社です。オープンソース・ベンダーらしく従来の商習慣に囚われることなくダウンロードによる納品など、効率的なオペレーションを採用しています。これからも日本の商習慣には合わない部分などについては、その柔軟な経営姿勢に期待して協議していきたいと思っています」
「なぜならデータ統合市場は、ガートナーなどの調査会社のレポートでも成長分野と位置づけられており、企業の各システムに点在するマスターの統合はますます重要になってきます。また最近はRFPに開発ツールはオープンソースであることと記載されている自治体も出てきていると聞いているので、オープンソースでデータ連携からマスター統合までカバーしているTalendは、今後日本市場でも大きく伸びる可能性があると思います」とTalendへの期待を語った。
アシストで様々な製品を取り扱ってきた杉乃は、これからの情報活用、そして自分たちの役割を次のように見ている。
「メインフレームの時代から、コンピュータに入っているデータをいかに簡単に取り出して現場のユーザに提供できるかという分野に常に携わってきました。今でいうBI市場です。現在、アシストが取り扱っているBI製品にはQlikView、WebFOCUSなどがありますが、元のデータが整合性なく散在していてはフロントのツールがいかに優れていても、効果的な情報活用は望めません。アシストが提案する情報活用とは、今も昔も変わらず『お客様がお持ちのデータをいかに価値のある形でエンドユーザの皆様に提供できるか』ということ。そのためには、エンドユーザが自律的に欲しているデータを簡単に取得できる環境が必要で、IT部門はデータストアをタイムリーに提供することが不可欠になってきます。このタイムリーなデータ統合を行うのがTalendです」
「アシストは道具屋です。お客様の望んでいる情報活用という家を建てるために様々な道具を提供していくのですが、いくら道具が優れていても使い方が良くなければ頑丈で住みやすい家は建ちません。そこでその道具の効果的な使い方を提供し、時にはその道具を使い家を建てるお手伝いをさせていただくのです。トッテンの言うサービス・ビジネスというのは、まさにこの点にあるでしょうし、お客様はその道具が高級品かオープンソース・ソフトウェアかではなく、用途に合っているかどうかで選択されるでしょう。そんな時に正直で誠実に製品選びをお手伝いできる情報活用分野の相談役となり、また道具を使いこなせるように支援する。そうして継続的なお付き合いをしていけることを目指しています」
イノベーションとともに新しい技術が市場に提供されても、実際どれを選べばよいか途方にくれるユーザは少なくない。杉乃はIT部門とユーザの両方に、これからも情報活用支援サービスを提供していきたいと語る。
文責: 株式会社アシスト 広報部 喜田 真弓
お問合せ:press(アットマーク)ashisuto.co.jp
03-5276-5850
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