自己に評価されるバイヤー

2010.12.09

経営・マネジメント

自己に評価されるバイヤー

野町 直弘
調達購買コンサルタント

購買部門の評価とバイヤーの評価。相対評価か?絶対評価か?これらをどのように捉えていくのがよいのか?評価の仕組みづくりが始まっています。

「バイヤーは自分で自分を評価しなければならない。」
「一年に一回必ず感動できる場面を作らなければならない。」
「今までと違った手法・方法で購買業務をやらなければならない。」
「他人や会社に評価されなくてもいい。自分で目標を作り達成したかどうかが一番重要。」

これってバイヤーだけでなく全ての人に言えることですね。
しかしこのメルマガを読まれている方で、自分で自分を評価している方はどの位いらっしゃいますか?

目から鱗でした。自己評価は基本的には相対評価ではなく絶対評価です。

他のバイヤーがどうかとかではなく、市場の中での絶対評価であり、もしその方が転職を考えた時にいくら出してくれるか、という価値に近いものと言えます。これからのバイヤーは「自己に評価されるバイヤー」を目指さなければならないのです。

一方で前者の「バイヤーがどのようなスキルや知識を持っているべきなのかがわからない」ということについては、ガイドライン作りや資格制度など、JMAさんやアジルアソシエイツでもそれを支援する仕組みつくりが昨今始まっています。

前回のメルマガでは調達・購買部門の診断ツールおよび診断結果についてお知らせしました。

現在アジルアソシエイツで検討を進めているのは「バイヤー個々人のスキル評価・診断」ツールです。
こういうガイドラインや診断ツール、育成のためのプログラム等には、これからも力を入れていきたいと考えています。

このようなガイドラインに沿った自己評価(目標設定と振り返り)が数多くのバイヤーの成長と日本企業の調達・購買力の強化につながっていくことは間違いありません。

調達・購買部門診断やバイヤー評価・診断に関してのお問合わせ、ご意見はこちらinfo-ag@agile-associates.comまで。

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野町 直弘

調達購買コンサルタント

調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。

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