以前別のところで公開したものですが現在閲覧できないため、インサイトナウにて改めて公開します。キャリアデザインの基本的な考え方が理解できます!
この転職における「縦移動」と「横移動」のどちらがより困難か、あなたが置かれた状況によって異なってきますので、断定的なことは言えません。ただ、一般には、「同じ職種」で別の業界に移動する「横移動」の方が多少楽だと言えるでしょう。雇用する側の企業としては、ある程度即戦力を期待していることが多く、求人対象の職種について、相応のスキル・経験を持っている方を歓迎するからです。
他の職種へのチャレンジ、つまり縦移動は、まず、今のあなたの会社でも「人事異動」によって実現できますよね。それが見込めない時に、別の会社への転職を考えざるを得ないということになるわけですが、まずは「同じ業界」の別の会社への転職を考えるべきでしょう。これまで蓄積してきた業界の知識は活かせたほうがいいですから。
ただ、これまでやってきた仕事とは違う、異なる職種に就きたいとなるとぐっとハードルが高くなります。企業側としては、求人対象の職種のスキル・経験のない人を雇うと入社後の教育・研修が必要となり、余計なコストが発生してしまうためです。ですから、経験・スキルがない職種に移りたいならば、周到な準備をし、また、「この人ならすぐに一人前になってくれそうだ」と採用担当者に感じさせるような熱意、思いを伝える必要があるでしょう。
なお、転職に当たって、業界も職種も別のところを目指すのを「斜め移動」と私は呼んでいます。
これは、業界知識も職種の経験も、どちらも振り出しに戻るわけですから、転職自体も大変ですし、入社後に仕事をこなせるようになるまでに時間もかかります。つまり「斜め移動」には、多くの苦労が待ち受けていることを覚悟しておかなければなりません。
[3つの視点・・・できること、やりたいこと、意味・価値を感じること]
次に、キャリア選択において「拠り所」となる視点をご説明します。
具体的には、次の3つの質問について考え、そして、答えることができるなら、あなたはどんなキャリアを選択すべきかが見えてくるでしょう。
・あなたが、仕事に関してできることはなんですか?
・あなたが、仕事に関してやりたいことは何ですか?
・あなたが、仕事に関して、意味・価値を感じることは何ですか?
[あなたが、仕事に関してできることはなんですか?]
あなたが、これまでの仕事の中で培ってきた知識やスキルはどんなものか、考えてみましょう。一般に、「キャリアのたな卸し」と言われる作業のことです。
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キャリアデザイン基礎講座
2010.10.16
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有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。