不況で『不倫』が増えると何屋さんが儲かるのか?

2010.08.08

営業・マーケティング

不況で『不倫』が増えると何屋さんが儲かるのか?

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

サントリーの「金麦」に出てくる女優・壇れいの設定は、奥様である。視聴する男性から見ると『人妻』なのである。 そして、我々おっさん達は、「金曜日の妻たちへ(1983年放映)」を思い出し・・・「金妻」と「金麦」を重ね合わせて何やら欲望をかき立てられているのである。

しかし、2000年代に入ってからの長期的な不況の中での「不倫」は、全く違う。不倫に、日常性が帯びてきている。ラブホテルで良い「不倫」。束縛する「不倫」。お金がなくても続く「不倫」。不況の、傷を舐め合う「不倫」は、自信ではなく、疑心だけが大きくなる。
それは、本来の「贅沢な遊び=不倫」からはずれている。
だから、、、不況の脱出のシンボリックな姿は、自立した女性の贅沢な遊びとしての「不倫」が、この日本社会に定着することであるのかもしれない。

これからの経済社会に、「人妻」達の労働力は、欠かせなくなる。その労働を通じての奥様達の自信回復は、消費を促進することに繋がる。地域経済を活性化していくのも、そういう自信に溢れる奥様達を生み出す労働環境をいかに創出するかが大事なポイントになることは間違いない。

男によって「人妻」が消費される市場ではなく、、、
「人妻」達自身が創る市場に目を向ける。

大量消費社会の最大の功労者である「主婦」が、いつまでも「人妻」として消費される社会では市場経済に真の進化がないのではないかと、、、『人妻の経済学』を思わずお取り寄せしてしまう「人妻」に惹かれたおっさんは、反省している。

追記
Yahoo!知恵袋で「人妻と主婦との違いは何か」という問いへのベストアンサーが『人妻の経済学』には紹介されている。
その答えは、タレントに例えた場合
人妻は、黒木瞳。
主婦は、上沼恵美子。というもの。
なるほど・・・と、言うことは、サントリー「金麦」のCMに、上沼恵美子さんが堂々と出てくるような社会が良い経済社会ということなのだろうか?う・・・・ん。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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