営業ツール「ipad」は本当に役に立つのか

2010.08.07

仕事術

営業ツール「ipad」は本当に役に立つのか

片桐 かほり

日本での販売開始から2ヶ月経ちました。こなれた営業トークができない口下手な私はプレゼンテーションの場でipadを導入すべく早速購入。さてその効果はいかに・・

さて良いことばかり書いてきましたが、もちろんそうでないこともあります。

3つの不満点

それは普段使いのノート型パソコン(Windows)との互換性の悪さです。

例えばPowerPointでサクサク資料を作り、keynoteで再現しようと思っても全く同じにはなりません。字体が違ったり画像の位置がずれていたりしていて修正は必至。最初からipadで資料作成すればよいのでしょうが、スピードを要する作業ではWindowsが適していると思います。

それから文章作成用のソフトもipad用にありますが、日本語変換が厳しいものがありこれも残念なところです。

またプレゼンする場の人数がipadの画面の大きさに耐えられない場合は、プロジェクター(あるいはテレビ画面等)を使用しますが、ipadに対応するプロジェクターとそうでないものがあるので確認する必要があります。もちろんコネクターは別売りです。無難に考えるなら、資料をpdf形式にしてmacでもWindowsでも対応できるようにしています。若干面倒臭いです。

いまのところの不満はこんなところでしょうか。

新しいプレゼンを目指して

「出始めてすぐに購入なんて、どうせそのうち中古が出回ったり新しいバージョンが出てきて旧バージョン(現行バージョン)が安くなるのになんで買うの(笑)」といわれることもありますが、早く導入して自分の口下手な部分を「資料の美しさ」で少しでもカバーしたかったのと、持ち運びのストレスから開放されたかったこと、それと先方の前でノート型パソコンをセッティングするときの妙な間をなんとかしたくて早急に買い求めた訳ですが、結果として正解だったと思います。
反応は上々なのですから。

今後の活用方法として期待しているのは、プレゼン時にBGMを流すということ。

状況にも応じますが、プレゼン内容に沿った選曲をすると内容も一層ランクがあがるのではと思います。
ここまでくるとプレゼンというよりはCM!
そういえばCMというのは制限時間15秒~30秒のプレゼンみたいなものですものね。

様々な販促情報から、ipadが店舗内販売の場等で導入されつつあり、気軽に「のぞける」という点で販売員と客という垣根が低くなる効果があると伝えられています。
プレゼンテーションの場でも活躍できるツールだと思います。

営業トークができない・口下手だなどと言って新しいツールに飛びついてしまう自分が情けないとも思いますが、そこそこお金を掛けてトークを磨くセミナーに行ったり、関連書籍を読んだりしても効果がでにくかったのでipadにすがりついたわけですが、そこで学んだのは「資料の見映え」と「間」というのは大事だということでした。
まだ人間関係が全くできあがっていない状態では、それらの重要性が高くなるように思います。

このお盆前後にもプレゼン予定は寿司詰め状態。
1つのプレゼンたりとも失敗に終わらせたくないので涼しいクーラーの下、Windowsとipadを併用で、企画構想、文章作成、コピペ、画像調整、フォント調整、諸々の作業を果てしなく繰り返しています。

その合間に、ipadに対する雑感を述べさせて頂きました。

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