役職名より、プロジェクトマネージャは 管理役、プロジェクトリーダは 推進役といった役割が期待されます。が、現状は、役職名とこの役割実態との乖離があります。
■日本独自で意味付けが進化!?
外資系企業主体のプロジェクトを見ると、PMやPLを正しい意味付けの役職として使われている様に見受けられます。プロジェクト体制で、PLの下にPMが着いたり、PLとPMがツートップになっていたり。
また日本においても、”プロジェクト管理者”という役職であれば 正しい意味付けで使われている様に見受けられます。
そう考えると、日本人が異国の言葉の意味付けを独自に進化させていったのかもしれない。プロジェクトでPMをトップの位置に据える慣習が定着して、“マネージャ=管理者“という本来の意味に対する意識が薄らいで、、、
■そろそろ軌道修正を!
今後も PMとPLを優劣で切り分けるのであれば、いっその事、PM/PLをプロジェクトチーフ/サブチームとかエグゼクティブとかの言葉の方が よっぽどわかりやすい。
まあ、これらは安易な案として、いずれにせよ、役職名からその役割をイメージさせる事は大変重要だと考えます。プロジェクトメンバ全体とPMやPLとの期待の齟齬を生ませない為にも。
そのために、そろそろ軌道修正した方が良いと思います。各プロジェクト現場で 正しい役職名を!プロジェクトメンバのトップは PMでなく PLでも良いのです!
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2009.02.10
2015.01.26
エフィジェント株式会社 代表取締役コンサルタント
慶應義塾大学 環境情報学部卒。IBM/サン・マイクロシステムズ/PwCコンサルティング社にて、いずれもコンサルタント職として計10年在籍。 その後、エフィジェント社を創業し、代表コンサルタントとして、システムコンサルティング、システム開発活動に従事。専門システムは、デジタルサイネージ/EC/業務システム。