福山雅治主演の「龍馬伝」は、常に視聴率が20%超え。書店に行けば、坂本龍馬特集の雑誌が溢れている。そうして企業には、「坂本龍馬になりたい」社員が増えていく。それは、結構、危険なことである。
他の雑誌がダメになった理由はどうお考えですか?という質問に、次のように答えておられる。
中條編集長
出版社の人たちって、みんな頭がイイからじゃないですか。わたしは育ちがよくないしあまり頭がよくないので、同じような境遇の子の気持ちがよく分かるのですが、頭のいい人が言っていることってよく分からないんですよね。たぶん世の中の読者の人たちも同じだと思うんです。すごく頭のいい人が作った賢い雑誌を見ても、何か難しいこと書いてあるし、すごく上から目線で「これが流行する」的なことを書いたって共感できないと思うんです、特に女の子たちはそうじゃないところで生きているわけですから。読者の子たちは一部の頭のいい人とか恵まれた人たちと違うんですよね。確かに高学歴で頭のいい人はすごく漢字とか知っているし、入稿の仕方を覚えるのが早いし、飲み込みが早いからいいと思うのですが、読者の子はそうじゃない子もたくさんいるんです。だから、わたしは読者と同じ立場に立って一緒になって作りたいなって思っています。
※gigazine.net「小悪魔ageha」編集長にインタビューより
「参謀」という役割を意識したり、目指したりする前にすることがある。その小賢しい知恵や知識を捨てることが「坂本龍馬病」克服の特効薬である。
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。