向き合う。

逃げないこと。向き合うこと。 簡単なようで、できていない大人も多い。 教育において一番大切なことの1つだと思います。 世田谷事件の解決を信じつつ、本コラムを。

『この悲しみの意味を知ることができるなら―世田谷事件・喪失と再生の物語』は、そのことを教えてくれると思います。
少なくとも僕は、そう感じました。

学生時代から、犯罪心理についての書籍を読むのが好きでした。
没頭していた、というほどではないのですが、書籍嫌いの自分が珍しく読んでいたジャンルでした。

そんな自分を見つめながら、僕って異常なのだろうか、なんで殺人事件などの背景に向き合うんだろうか…と思ったこともありました。

でもそれは、向き合うことで初めて得られる、人間の素晴らしさを感じたかったからだと思います。

同時に買った絵本があります。

『ずっとつながってるよ―こぐまのミシュカのおはなし』
(入江杏/くもん出版)
アマゾンはこちら

悲しみに出会ったこぐまのミシュカが、一歩踏み出す物語。

娘は昨日今日、ずっと言葉に出していました。

「ぢゅっとつながってるよー」

入江さん、ありがとうございます。
娘は一つ、人の暖かみを、無意識に感じ取ってくれたと思います。

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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