逃げないこと。向き合うこと。 簡単なようで、できていない大人も多い。 教育において一番大切なことの1つだと思います。 世田谷事件の解決を信じつつ、本コラムを。
『この悲しみの意味を知ることができるなら―世田谷事件・喪失と再生の物語』は、そのことを教えてくれると思います。
少なくとも僕は、そう感じました。
学生時代から、犯罪心理についての書籍を読むのが好きでした。
没頭していた、というほどではないのですが、書籍嫌いの自分が珍しく読んでいたジャンルでした。
そんな自分を見つめながら、僕って異常なのだろうか、なんで殺人事件などの背景に向き合うんだろうか…と思ったこともありました。
でもそれは、向き合うことで初めて得られる、人間の素晴らしさを感じたかったからだと思います。
同時に買った絵本があります。
『ずっとつながってるよ―こぐまのミシュカのおはなし』
(入江杏/くもん出版)
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悲しみに出会ったこぐまのミシュカが、一歩踏み出す物語。
娘は昨日今日、ずっと言葉に出していました。
「ぢゅっとつながってるよー」
入江さん、ありがとうございます。
娘は一つ、人の暖かみを、無意識に感じ取ってくれたと思います。
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