入試当日の気の持ちようとして、少しでも受験生の参考になれば、と。
だから、ちょっと余談的になりますが…
「オリンピックを見てリラックスしなよ~」というアドバイスが、自分のスタイルに合わなければ、前日までがむしゃらに勉強すればいいんです。「じたばたあがき型」の人は。
逆に、じたばたあがいて昔学習したことを忘れがちの人は、ガンガンオリンピック見ればいいんです。
どちらが「自分」にあっているか、それだけなんですよ、ほんとうに。
2.「センター試験で“失敗”した…」と過剰に思わないこと。
とってもよく聞くんですよね、この「 」の言葉。
しかし、この言葉を口頭に出してまで言う人のほとんどは、自分自身に言い訳しているような気がします。
「自分の実力は、あのセンター試験のときに発揮されたものよりも上だ」と。
あとで考えればできた問題、それは誰だってあります。
でも、その場でできなかったことは「失敗」じゃなく、実力です。
すぐに「失敗」と口にする人は、2次試験の最中でも「あの(センター試験の)とき失敗しなければ…」と余計なことばかり考え、一番大事な「100%の自分を発揮すること」ができなくなりがち。
上村愛子選手は言いました。「細かいことを言うときりないですけど、でも、自分のスタイルで思いっきり滑りました」と笑顔で。
高橋大輔選手は派手に転びました。けれどその後の演技は素晴らしかったです。そして終了直後はガッツポーズなんです。
「すべては自分の実力。」という考え方こそが、実際に100%の実力を発揮できる最大のポイントです。
3.周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れないこと。
オリンピックで金メダルを取った選手が、多分一番口にする言葉は
「周りの人たちに感謝したい」
だと思います。
実際、Z会に勤務しながら、東大合格者の声を毎年多く頂戴するわけですが、最も多い声が「周りの人たちに感謝です」という言葉なんです。
結果が伴うことが、受験生にとって最も望ましいことです。
逆に、最も不幸なことは、結果が伴わず、かつ、後悔が残ることです。
最も不幸なことを避けるために…
オリンピック選手に倣い、是非、上で述べた3点は、押さえて欲しいと思います。
加えて、実際、この3点を押さえた人が、一番「合格」に近づくと思います。
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