「起業すれば営業スキルがつく!」という人がいますが、私は本当かなあ、と思ってしまいます。あ、B2Bが基本のお話しですよ。これ。
⑦その次に、顧客リストはあるが、キャッシュを生むシステムがない会社でやるのがいいかもしれない。そのシステムが作れれば、だいぶ営業と言うものがわかってくる。全体観もついてくる。
⑧一番しんどいのは、見込み客の発掘から人力でやることだが、コツを掴めば、フラグを数%の確率で立られるようになる。そもそも、人力で見込み客を発掘する必要があるのか?ということも、営業全体を見たことがあれば、適切な判断ができる。
⑨営業をステップで学んでいくには、どうしても大きな会社からスタートする必要がある。大企業のほうが営業は簡単だ。日本の大企業信仰は強烈で、名前を言っただけで、反応が違う。大企業の営業代行もしたことがあるが、なんでこんなに名前言っただけで、柔らかい声になるのだろう?と思うぐらいだ。
⑩そこから、名前がない会社に行くほうが、営業のハードルが高く、営業の技術を上げることにつながる。いわゆる怪しさの払拭ということが、営業の場づくりの中で必要になることが身にしみてわかる。今まで会社の看板でなんとかなっていたことがわかる。
⑪超大企業で「俺は売れるぜ!」とか、「俺は○千憶円の仕事をしてるぜ!」と言うやつもいるが、いや、会社の看板でしかないでしょ?と思う。名もない会社でバンバン売る人間は本当にすごい。が、いきなりそこをやろうとするのはリスクが高すぎる。
⑫営業ということから見たら、大企業に入った方がいい。野村證券などは、支店配属になると、名刺100枚もらってこい!とほっぽり出される。野村證券の名前でそんな練習ができるのは非常に恵まれている。名前があるから、名刺交換をしてくれる人も多い。
⑬3年も支店にいれば、扱いがすごい金額になっていく。売れる感覚を学ぶには本当にいい体験だと思う。独立が目標!というのなら、大企業で営業の勉強をするとか、ベンチャーでもうまく行っているところに行かないと、何かを掴む前に、あなたの生活水準が耐えられないレベルまで落ちやしないか?
⑭自信をなくしておびえたような顔では売れない。顔の肌つやが不自然なまでに悪くなっていては売れない。昔の友人も誰も近づいてこなくなるだろう。その苦労の先に何かがあるのか?と考えたほうがいい。多分、そういう苦労の先には何もない。
書いてるまんまですが、起業すると、たいてい、お客さんをゼロから開拓しないといけません。資金があれば広告宣伝ができますし、WEBが得意であれば、救いはあります。でも、何もないと、飛び込もう!とか思いがちです。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
なんとなく時事ネタ
2010.01.28
2010.01.25
2009.12.19
2009.11.24
2009.11.21
2009.09.26
2009.09.17
2009.09.09
2009.09.06
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。