国力の衰えは志力の衰えから始まる。志力を育むためには、「ありがとう」を言われる原体験と「社会的起業マインド」の涵養が必要である。
最後に1つ、ノーマン・カズンズ(米・ジャーナリスト、作家)の言葉を紹介する。
「すべての人が金持ちになる幸運に恵まれるとは限らない。
しかし言葉については、誰しも貧乏人になる要はないし、
誰しも力のこもった、美しい言葉を使うという名声を奪われる要はない」。
―――『人間の選択~自伝的覚え書き』(松田銑訳、角川書店)より
この表現を拝借させていただくとすれば、私はこう言いたい。
「すべての人が金持ちになる幸運に恵まれるとは限らない。
しかし志・夢については、誰しも貧乏人になる要はないし、
誰しも気高き志・夢を描き、それを実現させるという名声を奪われる要はない」と。
次回、補足記事として「動機」について書きます。
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【志力格差の時代】
2010.02.01
2010.01.17
2009.12.28
2009.12.08
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。