日本で消費される缶コーヒーは年間100億本。 金額ベースでは8,000億円に達します。 清涼飲料メーカーの間では。 “缶コーヒー市場を制するものが、清涼飲料市場を制する” と言われるほど重要なカテゴリーです。
時代の空気を的確に読み、
ターゲットの心に刺さる、また共感させること
のできる広告・販促施策がどれほどの効果が
あるのか、このジョージアの90年代の復活劇は
とても参考になると思います。
なお、ジョージアはその後、
再び低迷期を迎えますが、
2000年から始まった
「明日があるさキャンペーン」
で再び勢いを取り戻したのは、
皆さんの記憶にも新しいでしょう。
実は、現在のジョージアの市場シェアは
30%強に落ち込んでおり、またまた厳しい
状況にあります。
90年代よりも現在は、
さらにコンビニの存在感が増していますし、
冒頭に述べたように、サントリー以外の
飲料メーカーもかなり力をつけてきて、
WONDAの「金の微糖」
といったユニークな商品開発や、
広告展開に成功しているからでしょう。
ジョージアの3たびの復活はあるのか?
缶コーヒー市場を巡るトップメーカーの攻防は、
目が離せない感じですね。
『こころを動かすマーケティング
コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる』
(魚谷雅彦著、ダイヤモンド社)
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*関連記事『広告の役割再考「広告リレーション理論」』
http://www.mindreading.jp/blog/archives/200910/2009-10-21T0845.html
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コカコーラのブランドマーケティング
2009.12.11
2009.12.11
2009.11.17
2009.11.16
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。