先週の11月3日は『調味料の日』だった。文化の日だからこそ、日本の伝統調味料を見直し、和食のすばらしさを考えよう!という日。イイ味…、イイミ…、113…、11/3の語呂合わせ。まぁ、その語呂合わせの良し悪しは横に置いといて・・・昨今の「ご当地調味料」ブームについて考えてみた。
このように「ご当地調味料」は、大抵、その地域の人達の手仕事で出来ている。
地域に蓄積されたヒトの力と、その人達の背景にある地域特有の文化が絶妙のバランスで調合されて出来上がっている。
そこには、自由と責任感と誇りと長い時間と・・・、そんな
健全な「地域の力」が詰まっているのだ。
世界に類を見ない日本の多様な気候と自然と、それを活かす人達によって生み出されたご当地調味料。それに惹かれるのは、日本人の証拠である。グローバルで、画一的で、安いばかりの競争に巻き込まれる一方で、、、日本人は、どこかでいま、ローカルが輝くことに期待を寄せているのだと信じたい。
ご当地調味料に秘められている健全な「地域の力」は、日本の流通市場の健全化を牽引する力にもなることを期待する。
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。