もう一度読み返したい本: 【 社長の頭に変わる本 (CEO LOGIC) 】(著)レイ・ジョンソン
「およそ人のうえに立つものである以上、成功するためには基本的な
経営原則や経営哲学について【CEOの視点で考えなければならない】」
小規模な会社からフォーチュン500企業まで、数多くの会社の経営に関わった著者が
経営についての組織だった思考を提示しているビジネス書です。
本書の内容としては、
企業の力はその企業の人材の思考力にある。
さまざまな立場にあるビジネスマンたちが、CEOの視点で思考すれば、
業績を伸ばすことができる。
そのCEOの視点として、まず「基本的な経営原則」を押さえる必要がある。
自分の会社にその原則を適応させる手助けとして、
以下の7つのステップで確認するとよい。
ステップ① あなたは正しい事業を選んだか?
CEOまたは経営者として第一の責任は「正しい事業を選んでいるか」を確かめること。
1つ以上のコアコンピタンスで支えられ「継続的な競争力」をもっていることが重要。
ステップ② どのような要因が好結果につながるのか?
あなたの業種で勝ち組と負け組を分ける要因は何か。
要因の発見と、コアコンペタンスの転換が鍵である。
ステップ③ 能力ある人がふさわしい地位にいるか?
適材を管理職の椅子に据えていることが大切。
ステップ④ あなたは正しい課題に取り組んでいるか?
「正しい課題」とは、効果的に取り組めば会社の最大の業績増大につながるものを指す。
ステップ⑤ あなたは業績、進捗をどのように測定しているか?
正しい課題に取り組んでいるかを知るためには、タイムリーで正確で理にかなった測定方法が必要。
管理できるのは測定したものだけである。
ステップ⑥ 戦略とその遂行を人に委ねているか?
人に任せることは大切なスキルであり、CEOの視点で考えているかを示す重要な指標である。
部門レベルの事項にすべて介入してはいけない。CEOにはほかに仕事がある。(小規模な会社は例外)
ステップ⑦ 結果に焦点をあわせて進捗状況を確認する。
主要な管理職と定期的に協議し、「結果」に焦点を合わせる。 CEOは、時間と経営資源の大半を、
顧客満足、キャッシュフロー、収益率など大局的なことに集中させる方が大事である。
このようなステップで経営原則を確認し、さらに「中核となる業務指針(実際的な会社の指針)」へと
落とし込んでいく。
次に「戦略の策定」がCEOの責務となる。
この戦略策定のプロセスを通じて、「対象顧客」、「満足すべきニーズ」、「参入市場」、「提供する製品・サービス」、「管理すべきリスク」、「手当ての必要な弱み」、「強化すべきコア・コンピタンス」、「実現すべき組織構造」についての選択を行っていく。 そして策定した戦略を基づき、「意思決定」を行なっていく。
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