パーソナルトレーナーという職業柄か、当方は「身体の痛みに対して温めた方がよいのか、冷やしたほうがよいのか」という質問を受けることが多々ありますが、実際のところ多くの人は身体の痛みに対してどのように対処したらよいのか分からないのではないでしょうか。ということで前回に引き続き今回も身体の痛みに対する対処法について簡単にご紹介させて頂きたいと思います。
従って、リハビリテーションプログラムの第一段階における受傷部位の温熱は、関節可動域を向上させる上で重要なポイントになるといえる訳です。
具体的には、リハビリテーションエクササイズを開始する前のウォーミングアップ時に、受傷部位を温熱するとよいということになります。
ところで、受傷の程度にもよりますが、リハビリテーションプログラム開始直後(第一ステップにおいて)は、受傷部位が完全に回復(修復)していない状態であるため、リハビリテーションエクササイズ終了後には、エクササイズによって引き起こされる炎症(反応)を抑えるために受傷部位を冷却することも重要となります。
以上を整理しますと、リハビリテーションエクササイズ前のウォーミングでは受傷部位を温熱し、リハビリテーションエクササイズ後のクールダウンでは受傷部位を冷却するとよいということになります。
ということで、2回にわたり痛みの対処法について解説、紹介させて頂きましたが、痛みの対処の基本、大前提は医師による診断に基づく対処ですので、身体に痛みを感じたら自己判断せず医師の診断を仰ぐようにして頂けたらと思います。
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