マーケティングの世界で「ペルソナ」とは、 「企業が提供する製品・サービスにとって 最も重要で象徴的な顧客モデル」 のことを意味するのでした。
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そして、同社では、
「旭立さんはどういう情報が必要なのか」
という視点で、あらゆる販促ツールを見直しました。
04年5月には、旭立さんが登場するパンフレット、
「活動のてびき」
を特約店に配布。
また、05年11月には、
それまで発行してきた機関誌『ゆーとぴあ』を
『販促通信』
と名称を変えて刷新。
従来の新製品情報だけでなく、
旭立さんに似たプロフィールの設備店経営者が
誌面に登場し、日々の奮闘を熱く語る内容と
なっています。
こうした、設備店のペルソナに対象を絞り込んだ
「輪郭のはっきりしたコミュニケーション」
が功を奏したのか、同社の事務所、店舗向けの
シングルパッケージ型のエアコン市場のシェアは、
9.8%(2002年)→11.1%
と増加しています。
BtoBも、結局のところ、最後に意思決定するのは
「生身の人間」
であり、実体のない「法人」ではありません。
組織内のキーパーソンのペルソナを作成することを
通じて顧客の理解を深めていくことは非常に有効です。
<過去関連記事リンク一覧>
<関連書籍>
『ペルソナ戦略-マーケティング戦略、製品開発、デザインを
顧客志向にする』
(ジョン・s・ブルーイット著、秋本芳伸訳、ダイヤモンド社)
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2007.09.07
2008.09.09
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。