このところ、 「広告の役割がよくわからなくなってきた・・・」 と感じていらっしゃる方はいませんか?
以上の3つの役割を踏まると、広告には
・プロモーションとしての広告
・コミュニケーションとしての広告
・リレーションとしての広告
の3種類があるということになります。
(もちろん、ひとつの広告が複数の機能を
果たす場合もあります)
では、それぞれの広告の特徴について
小泉氏による整理の一部をご紹介します。
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・プロモーションとしての広告
- 変化に富んだ対応・メッセージ
- 話題性重視
- 売るための広告
- 短期的・速効的効果
- 知名度・認知度向上⇒売上
・コミュニケーションとしての広告
- 一貫した対応・メッセージ
- 共感性重視
- ブランドのための広告
- 中・長期的、遅効的効果
- 理解度・好感度向上⇒ブランド
・リレーションとしての広告
- 継続した対応・メッセージ
- 関係性重視
- ロイヤルティのための広告
- 長期的、持続的効果
- 関係性・信頼性向上⇒ロイヤルティ
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いかがでしょうか?
ネット広告どっぷりの方は、おそらく
「プロモーションとしての広告」
に偏重しすぎており、他の重要な役割を
忘れている可能性が高いのではないでしょうか。
(そのため、ブランドが構築できず、
安売りなどの販促策に走らざるをえない)
上記3種類の役割のどれに重点を置いた広告を
制作・出稿するのかは、各企業が直面している
競争環境や顧客特性、製品のライフサイクルなど
によって異なってくると思います。
「広告リレーション理論」に基づいて、
自社の広告のあり方を再考してみたらいかがでしょうか?
*東海大学Webサイト
文学部 広報メディア学科 小泉 眞人氏
http://www.hum.u-tokai.ac.jp/media/professor/prof-koizumi.html
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2009.10.30
2009.11.17
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。