当シリーズ映画の基本コンセプトは、 「“母なる星地球(ガイア)”は、それ自体が一つの大きな 生命体であり、我々人類は、その大きな生命体の一部分として、 他の全ての生命体と共に、今、ここに生かされている」 というもの。 世界の賢人たちへの取材を通じて、 ガイアの思想が決して妄想でないことを 実感させてくれます。
「宇宙的誕生(Cosmic Birth)」
と言う言葉を使っています。
<ラインホルト・メスナー>
メスナー氏は、世界の8,000m級の高山すべてを
単独・無酸素での登頂に成功したスーパー登山家。
高度8,000mは、
およそ生命の存在を許さない死の世界。
なぜ、メスナー氏は、
そんな死の世界に無酸素で挑戦したのでしょうか?
山を征服したかったのではありません。
自分が登れるということを証明したかった
わけでもない。
一言でいえば、自分を知りたかった。
自分という有限の肉体、ハダカの肉体を試し、
どれだけ命の可能性を拡げられるかを
確認したかったのです。
メスナー氏もまた
極限への挑戦を通じて、
自分が大自然の一部であることを
強く実感しています。
そして彼は、人間にとって
・スピリット(霊的な魂)
・マインド(理知的な心)
・ボディ(物理的な肉体)
の3つの要素の調和が大切だと感じています。
もし、病気などボディに問題があれば、
スピリットやマインドも影響を受けます。
結局のところ、人は3つの要素のうち、
一番弱いところを基準に生きるしかないと
メスナー氏は考えているのです。
<ダフニー・シェルドリック>
シェルドリック氏は、
密猟者によって母象を殺され孤児となった
「小象」を引き取って育てる
「動物孤児院」
を数十年にわたって運営してきました。
シェルドリック氏によれば、
象の一生は人間ととてもよく似ています。
20歳くらいで成年に達し、
60-70歳くらいまで生きます。
象は、その長い敏感な鼻と大きな耳で、
人間には感知できない匂いや音を聞き分け、
また遠方の仲間たちと交信(テレパシー)を
行うことができます。
しかし、アフリカの厳しい自然で
生きていくためには、オトナの象から多くのこと
を学ばなければなりません。
象の群れを率いているのは、
面白いことに年寄りのメスの象だそうです。
長老的存在のそのメス象は、
いつ乾季がやってくるのか、
乾季の時どこに行けば水にありつけるかと
いったことを知っていて自分の群れを安全に
率いるのです。
シェルドリックが育てた小象は、
最終的には野生に戻します。
その手伝いをしてくれるのが、
やはり2歳の頃に引き取り育てたメスの象、
「エレナ」
です。
エレナは既に30数歳となっていますが、
ひときわ母性愛が強く、シェルドリック氏の
ところで育てられ、乳離れをした2歳過ぎの
小象を預かり、大人になるまで野生の中で
彼女が育て上げてくれるのだそうです。
エレナを深く愛しているシェルドリック氏の願い、
それは、彼女が自分の赤ちゃんを産むことだと
語っています。
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地球交響曲 -GAIA SYMPHONY-
2009.08.19
2009.08.17
2009.08.15
2009.08.14
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2009.08.10
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。