酒好き、食べるの大好きな私は毎晩いろいろな店にいきます。知人の知ってる割烹や、雑誌に載っていたレストラン、街をぶらっと歩いて見つけた居酒屋。店の門をくぐる前からワクワクドキドキ。古くからの歴史ある店、新たなお店。期待通りの店もあれば、期待に反する店もある。はてさて、店構え(見た目)と店を出るときの満足度との関係は・・・・・・?
赤坂サカスがオープンした2008年3月。新し物好きの私は早速すべての飲食店を制覇すべく毎食サカス内で食事をしました。
もちろん、選ぶ基準は店構え・・・というか雰囲気です。まずは先入観なしでぶ~らぶらしながら、感性が惹かれる店に入ります。
デザインからインテリア、店員さんの雰囲気、受け答え、そして最後は料理の味と盛り付けなどなど。いかに五感すべてで楽しませてくれるかがもう一度いきたいかどうかの鍵です!
一度きりで行かなくなった店、一度では最終判断は早いと何度か通った店、とても好きだけど飽きちゃう店。いろいろです。
1年以上たった今では、たまに行く店は2~3件に絞られています。リーマンショックで景気の悪い昨今ですから、サカスの中でも流行らない店はさっさと別コンセプトの店に模様替え。今日たまたまある方とお食事。
その方、サカスをネットで調べて最近様変わりしたお店に行こう!ということで、出かけた店は、デザイン・作りは私が気付く限りでは前と同じ。
ただ、料理はガラッと変わりました。
おいしい! 悪くない!
ただ、もう一度自ら行こうとは思わない。なぜだろう?
赤坂は歴史が古い街。歩けば、料亭はあるし、30年以上も営業しているバーもスナックもある。割烹や鉄板焼きも20年以上やっている店もざらにあります。
それとは逆に1年もしないでどんどん店変わりするところもある。
とにもかくにも、古びた歴史を感じる店は通りがかりでぷらっと入る気にはなりません。なぜ? そりゃ~、足を踏みこめないオーラというか、怖さというか、近寄りがたい雰囲気が漂っているからです。「一見さんは御断り!」と門に書いてあるのです。(もちろんイメージですが・・・・・・)。
こんな店は知人の紹介でないと入れない。しかし、一度足を踏み入れるとその奥深い魅力にはまる店が多いように感じます。
一方、どんどん様変わりする店は流行を取り入れ美しい魅力がムンムンではあります。ぷらっと入ってみたくなる親しみやすさもあります。入ってみて、また来たい!と心ひかれる店と、一度でいいや!という店と両極端ではありますが、新しい店の場合、まずは入ってみたいと思わせるかどうかが鍵でしょう。
そんな店の様子を客として眺めていて感じることは、「人」と同じだということ。
経験を積んで能力も人格も備わっている人は、あまり見た目を変えようとしません。それは内面に自信があるからでしょう。もちろん身だしなみはきちんとしています。
料理や接客に自信のある店は「見た目」を変えずとも水打ちをしたり、掃除に念を入れて清潔な状態を保ちます。
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2015.07.10
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役
「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。