ビジネスコンテンツのアグリゲータはいっぱいいますね。記事提供を受けて、載せる人たちです。ライブドアさんも、グーグルさんもそうですね。グーグルニュースはアメリカではメディアから記事の盗用と攻撃されているようですが・・・。で、今日はオリジネータのお話しです。
「恋空」などは、本に映画にと、すごいことです。
2chもコンテンツを生み出すすごい場所ですね。「電車男」、「ブラック会社に勤めているんだが、俺はもう限界かもしれない」など。
で、まあ、それぞれのビジネスモデルを考えてみましょうね。
リアルな世界でのコンテンツの製作者、小説の作者とか、そういう人は制作費は自己負担でやってますね。
ビジネスコンテンツでも、本を書くときに、原稿料をもらっているのは、雑誌に連載しているひとぐらいですよね。雑誌は広告収入がありましたね。普通の本は広告収入なんてありませんから、売れた分しかカネが入りません。
日経新聞は自前で記者の人件費を払っていますね。
新聞だけでも多分ペイするんでしょうけど、新聞を使ったうまいビジネスをはじめたものですね。
ただ、作者の信用というか、そういうものは、自費出版などだと、低いですね。どう見てもバイブル商法だよね、と思うような本を出している出版社の信用は相対的に低いです。
新聞は自前で生産者である新聞記者の養成をしていることになっていて、そういう意味で信用は高いでしょう。
で、Webの世界だとどうなんでしょう?
ブログとかは無料で書けるし、小説も無料で書いたものをみんな公開しています。そういう作者の信用はやはり低い。
お金を払って宣伝するようなPRサイトの信用も高いとはいえませんね。やりようではありますが、オールアバウトの専門家サーチは信用が高いとは言いがたい感じです。
ドリームゲートはうまくいっているようです。あそこに出しておくと、けっこうな頻度で問い合わせが来るそうです。月に数万円かかるそうですが。ただ、ドリームゲートは読者、つまり起業したい人へのマーケティングコストをけっこうかけているのでしょうけどね。
Web専業でぽこぽこ出てきたコンテンツのオリジネータはいっぱいあります。ただ、信用は薄い。ニッチに成立してればいいほうです。
ただ、怪しいオリジネータでも、メジャーなアグリゲータへの配信によって、信用が増しますね。
ヤフーさんに載ってたら多少は「おお」と思いますよね。ライブドアさんでもグーグルさんでもそうでしょう。
ある意味、それは、普通のコンテンツビジネスにおける、他メディアへの展開なのかもしれません。
オリジネータさんが、メジャーなアグリゲータに記事配信することで、コンテンツ価値を増しているのかもしれませんね。
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THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。