新型インフルエンザで大騒ぎした今年の冬。 現在はいったん収まってますが、 秋以降、再び感染が広がる可能性があるため、 予断を許しません。 さて、家庭でできる、 インフルエンザ感染予防策のひとつが 「正しい手洗いの励行」 ですね。
キレイキレイは、近年、
情緒価値(エモーショナルバリュー)
の付加にも力を入れています。
例えば、2008年には、
・マスカット
・チューリップ
の香りのハンドソープを限定販売。
また、2009年3、4月には、
泡タイプのハンドソープに、
「かわいい泡がつくれるキャップ」
を組み合わせた販売をスタートしています。
このキャップ、
ライオンの包装技術研究所が約10ヶ月を
かけた力作で、
・くまさん
・お花
の2種類の形状をした泡が出せるように
なっています。
香りをつけようが、
かわいらしい形をつけようが、
キレイキレイが本来持つ
殺菌、消毒
といったハンドソープの基本的価値には
変わりがありませんよね。
しかし、「楽しさ」「心地よさ」といった
情緒的価値
を付加することにより、
理屈を超えたところでの、新たな購入理由を
消費者に与えることができるため、競合対策上、
極めて有効な施策だと言えます。
こうしてパワーブランドに成長したキレイキレイは、
そのパワーを活かしてブランド拡張を図っていますね。
最新の製品ラインアップを眺めてみると、
「石鹸」や「ボディソープ」「消毒液」「うがい薬」
といった関連性の強いアイテムだけでなく、
・除菌&漂白(漂白剤)
・除菌スプレー
・生ゴミ消臭スプレー
などキッチンまわりの製品が増えていて驚きました。
家庭用品は、言うまでもなく
主婦
がターゲットですから、このブランド拡張も
大きな成果をもたらしているようです。
*参考文献・資料など
『日経デザイン(July 2009)』
特集:家族回帰が生む新市場をデザインで先取り!
Part 1 家族に届くコミュニケーション
・ライオン アニュアルレポート
http://www.lion.co.jp/ja/invest/library/ar/
*『キレイキレイ』ブランドサイト
http://kireikirei.lion.co.jp/
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2009.07.11
2009.12.03
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。