不況混迷の時代。 こんな時代にこそ、企業は人材の知恵と行動力で乗り切っていかなければならない。
情報分析は、主に「定量分析」「定性分析」を行う。
そのためには、専門的なスキル、論理的なスキル、統計スキル、経験測など
様々なノウハウを駆使する必要がある。
(3)進言の技能
分析結果から、選択肢を提示し、リスクとリターンを提示する必要がある。
その選択肢には、これだけのリスクが考えられ、このようなリターンが考えられる。
それに基づきリーダーが意思決定を行う。
また、進言の極めつけは「私がリーダーだとしたら、これを選択します。なぜなら・・」と
自分がリーダーだった場合の選択肢を説明する。
これはリーダーにとって大変ありがたい進言だ。
(4)支援の技能
最後に支援の技能だ。
リーダーは、常に冷静に判断することが求められる。
しかし、いくら迅速な情報収集、科学的な分析を行い、進言をしたとしても、
リーダーの心の中で迷いが生じることがあることも事実である。
リーダーは常に孤独なのだ。リーダーは、弱音や不安を心のうちに抑えて、
意思決定を行う。意思決定を行った後も、不安にさいなまれることが多い。
その中で、リーダーの心と、意思決定を支援するためのチームサポートを行う必要がある。
リーダーの心をサポートし、リーダーの意思決定が完遂されるようチームを支援する。
この春、新たに組織変更などにより、参謀、つまり部門の次長、次席、代理、補佐などに
就任された方は、以上の4つの技能をぜひ見に付けて頂き、
レッドクリフの諸葛孔明のように、チームパフォーマンスの
最大化に貢献してみてはいかがだろうか。
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2010.10.25
2011.08.18
株式会社メンター・クラフト 代表取締役社長
http://www.mentor-craft.co.jp/ http://www.mba-noryoku.com/ 大学卒業後、大手エレクトロニクス商社に勤務。その後、IT業界、映像コンテンツ業界と15年間の営業・企画・マネージャー等の経験を経て、 2007年4月に(株)メンター・クラフト設立。 豪州ボンド大学大学院 MBA(経営学修士) エグゼクティブ・コーチ(JIPCC認定) 日本コーチ協会正会員