以前このInsight Now!へ寄稿した「Web担当者の苦しみを“わかってあげて”」の続編ともいえる内容です。Webの労働量・作業の質を会社側にわかってもらえない、と嘆くWeb担当者のみなさん、会社を乗っ取るのは今ですよ。 そして、本当に会社のことを思うのであれば…
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はじめまして。企業のweb担当です。HTMLとCSSがいじれます。
けれども自社HPはムーバブルタイプを導入していたり、システムがっつりのサイトだったり、自分の知識だけではどうしようもない状態で、いつも泣きべそです。
◆更新ができる=サーバもわかる=PC詳しい
◆イラレが使える=作業が早い
社内の自分に対する認識はこんな感じです。
最近はwebマーケティングも業務にプラスされましたw
そもそもwebマーケティングがどういうものか、だれもわからないのに。
若いとはいえ(22です)正直、しんどいです。
社内にわかる人がいないため、困ったときに助けてくれる人もいません。
(もちろん、助けてもらうという姿勢がいいわけでもないですが)
また、自分の成果を一緒に喜べる人もいないのが辛いです。
(営業部のように「アポ取れた」「受注できた」とみんなで盛り上がれたら楽しいのに)
web関係の雑誌を見ていても、web専門クリエイター向きのもの、web制作会社勤務前提のアンケート内容etc
だからこの記事、すごく響きました。嬉しかったです。
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しかし、しかし!Web担当者の反撃のとき、きたり。
上記の(需要)>>>(供給)のご時勢を見るにつけ…世のWeb担当者のみなさん!「庇を貸して母屋を取られる」にかけて、
「Webを借りて、会社を乗っ取れる」
時代がとうとうやってきたと思いますよ。
Web担当の代わりなんてそうそういません。
けれど企業としてWebは捨てられません。
だからどんどん、待遇改善を会社側に要求できる、そういう有利なポジションなんです、Web担の皆さんは。
※もちろん自社が所属する業界とWebのことを一生懸命研究しているWeb担であることが前提ですけど。
世の中の転職サイト、いろいろ見てください。Web担当の需要、かなり多いはずです。
そんな外部環境を見据えて、冷遇されていると思えば、堂々と主張してみてはいかがでしょうか。
僕自身も、だいたい自分の年収の相場観も、いろいろ調べてわかっていますので、自分の(年収と意味での)待遇を上げるだけを考えるなら、割と簡単だと思っています。ありがたいことに、講演した実績や雑誌掲載事例を積み重ねることもできましたし…
そして、Webという武器を、自分の年収アップに使う方法も一向に構わないと思います(それだけ冷遇されている、という感覚がありますから…)。
けれど僕は、自分の年収レベルだけを考えるなんてつまらない。
Z会での業務内容も満足していますし、(役職云々の話ではなく)実質的な裁量権もかなりありますし、そういう状況を作ってくれている会社側に感謝しています。
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