最近は、多くの方がパワーポイントを用いて、資料作成をすることが多いようです。 しかし、わかりやすく、説得力あるドキュメントを作ることは難しいですよね。 「ドキュメンテーションは苦手だ」と思っている方は多いのではないでしょうか? 確かにプロのデザイナーの手によるスライドは美しくて、羨ましい限りです。 これは、とても我々素人にはマネできそうにありません。
しかし、私たちはデザイナーのマネをするのではなく、
自分の主張が相手に説得力を持って伝えたいわけで、
美しいグラフィックデザイン作品を創り上げることが目的ではありません。
ちょっとしたコツを覚えたり、ルールを守ると、
飛躍的にドキュメンテーションがうまくなる、、、はずです。(^^;
今回は、ドキュメントの書き方について考えてみましょう。
さて、ビジネスで用いられるドキュメントのタイプを
大きく分類すると4種類あると考えられます。
■ 字幕型スライド
これは、パワーポイントによるプレゼンで良く見かけます。
1枚のスライドには、単文ワンセンテンスのみ。
それをテンポよくページをめくって、読み上げるようにプレゼンします。
例えば、、、
(P.1)世界には3億人のパワーポイントユーザーがいます。
(P.2)そのうち、3千万人が毎日プレゼンをしています。
(P.3)まさに今現在も、100万ものプレゼンが行われているのです。
(P.4)その半分のプレゼンは、耐えられない出来栄えです。
(P.5)出来の悪いプレゼンは、殺し合いをしているようなものです。
(P.6)彼らは、もうほとんど死んでいるようです。(with 居眠り写真)
※「Death by PowerPoint/Alexei Kapterev」より
うーん、うまくニュアンスが伝わらないので、下記を参照して下さい。(汗)
→ http://www.slideshare.net/thecroaker/death-by-powerpoint
あたかも、映画の字幕スーパーのみを書き綴っているかのようです。
テンポがよく、オーディエンスの気をそらすことがありませんね。
これは、完全に大人数を相手にしたプレゼン用のドキュメントタイプです。
■ アイコン型スライド
ジョブスのスライドは、どちらかというとこのタイプですね。
ジョブスが使うスライドは、文字情報は極端に少なく、
アイコンや写真のみであることが多いようです。
iPhone発表のプレゼンも、このタイプでした。
これもパワーポイントで用いられます。
オーディエンスは、スライドに文字情報が書かれていないので、
必然的にスピーカーの言葉に集中できます。
スライドはあくまでプレゼンの効果を最大化するための演出に過ぎません。
これもまた、大人数大規模会場でのプレゼンに適しています。
しかし、これはプレゼンターのプレゼン技術に依存するため、
誰でも使えるとは限りません。
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