不祥事が明らかになった企業幹部の釈明・謝罪会見。 彼らの口から決まって出てくるのが、次のような言葉です。 「結果的に、○○○と受け取られても仕方がない」 *○○○には「偽装」「粉飾」「手抜き」などが入ります。
なのだそうです。
なお、お詫びの順番も大切ですね。
たとえば、謝罪もろくにせず、
さっさとお金を渡す(償う)のでは、
お客さんは
「金が欲しくて言ってるんじゃない」
とますます怒らせることになりますから。
というわけで、ズーニー氏が示す
「お詫びの構造」
は次の通り。
(同書では、「お詫びの問いの構造」と表記されています。
「問い」というのは、この本のキーワードなのですが、
説明が長くなりますので、詳しくは同書をお読みください)
----------------------------
1 相手の立場から、この一件を見るとどうか(相手理解)
↓
2 自分の責任・非はどこにあるか(罪の認識)
↓
(ここで謝罪)
↓
3 なぜ、このようなことをしたのか(原因究明)
↓
4 二度としないためにどうするか(今後の対策)
↓
5 かけた迷惑をどう償っていくか(償い)
----------------------------
*3の原因究明を入れるのは、今後の対策を伝えるうえで、
これがないと説得力がないためです。
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2009.10.27
2008.09.26
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。