潜在意識にとどく声(4)

2007.07.06

仕事術

潜在意識にとどく声(4)

唐澤 理恵
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役

シャンソンを唄っていて思うことは、それは唄というよりも3分間の一人芝居の劇場であるということ。声と表情、身振り手振りで観客との間に目に見えない劇場をいかに作り出せるかどうか。

ここで注意したいのが、口先だけの声のコントロールではなく、
からだ全体と声の関係のコントロールであることがポイントです。

そして、潜在意識をコントロールすることで、
自然に悲しい表情やポーズが表現される。

すると説得力のある唄やスピーチになるということです。

これをポーズありき、表情ありきで演技をしたり、スピーチをすると
なんともわざとらしく、大根役者ということになってしまうわけです。

つまり、声を使い、
伝えたい事象のクオリアを視覚野に明確に映し出すことで
表情や振る舞い、そして声に情感がのる。

それを受けた聴衆にあなたの視覚野のなかのクオリアが感染し、
共感を生むことになるという原理です。

悪い例ではありますが、
アドルフ・ヒトラーこそ、
その意味では、天才であったと言えるでしょう。

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唐澤 理恵

株式会社パーソナルデザイン 代表取締役

「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。

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