いや実際、ワニの肉は結構いけますよ。 以前、レッドロブスターで 「オーストラリア料理フェア」 をやっていた頃、 「ワニ肉の串焼き」 みたいなメニューがあったので、 たまにオーダーしてました。
さてこの実験に基づくなら、ワニ肉の普及のためには、
「ワニ肉と教えないでともかく試食してもらう」
という工夫が望ましいことがわかりますね。
考えてみれば、ウニ、ナマコなど、
冷静になって眺めてみれば見た目気持ち悪い生き物を
私たちは喜んで食べていますよね。
(私は苦手ですけど・・・)
まずは、否定的な予測をさせないで試してもらう、
というのがワニ肉の本当のおいしさを味わってもらうために
有効なのです。外見はじきに慣れる。
なお、上記の実験は、
「ブランディング」
の有効性を支持するものでもありますね。
ペプシ・コーラがコカ・コーラになかなか勝てないのは、
長年のブランディングを通じて、
「コカ・コーラのほうがおいしい、ほんもの」
という予測(ブランドイメージ)を
多くの消費者に持たせることに成功しているからです。
『予想どおりに不合理』
(ダン・アリエリー著、熊谷淳子訳、早川書房)
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2009.02.03
2009.02.20
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。