成年誌「月刊PLAYBOY(日本版)」が2009年1月号で休刊した。ガツガツしていた若いころにお世話になった男性誌がなくなるのはさびしい。 男にとって、PLAYBOYは、永遠のものだと思っていたが、そうではないらしい。 時代は、変わった。
動物学的に、肉食獣と草食獣を比較すると・・・市場性は、間違いなく草食獣の方が大きい。
草食獣の方が、肉食獣に比べ活動時間が圧倒的に長い。
「食べて身体を大きくすること」と「子孫を1人で多く遺すこと」に智恵が注がれるので、
肉体そのものの多様性が広く、いわゆるファッショナブルな傾向にある。
そうやって考えると、今後の『草食系男子』市場は、ほっておけないと考える。ダイナミックな消費を促進する動きを誘発する起点になる可能性がある。
草食獣が食べるエサは食物繊維が多く、それを消化するために、胃が4つあったり、盲腸が発達していたりするために、内臓の体積が大きくなる。だから、ウシやゾウのように大型の動物が多い。
この事を『草食系男子』に当て嵌めれば、その内向き消費は、大きくなる。不動産や家電の消費の主軸になる可能性がある。
また、草食獣でもシカ科の動物のオスはツノを持ってる。敵対する肉食動物を攻撃するためではなく、仲間同士で争うための武器・・・と、言うことは。『草食系男子』のファッションや趣味の多様化は、際限なく進む可能性がある。
喰う側の論理で女性誌で特集されているが、「喰われる男の市場」が見逃せない。
「喰われる側」は、無自覚に、自分をおいしそうに仕立て上げる。
それを見た「喰う側」は、さらに「喰らいたい欲求」を高める。
マーケットは、いつも「喰われる」が、先で動き出すのだ。
さらに、自然界には、次のような不思議なことがある。
インパラ等の草食系動物は、肉食獣に敢えて見つかっても良いように飛び跳ねる。
食べてくださいと言わんばかりの行動=習性を草食獣が繰り広げることによって、サバンナという市場は、活気と均衡を与えられているというのだ。
人間界に、ジャニーズ事務所があるのも、これで合点がいく。
テレビでは、今日も喰われる側が、飛び跳ねている。
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生き物から学ぶ
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。