時事通信社発行の「内外教育メールマガジン」を愛読しています。
少子高齢化、地球温暖化など、これから経験したことのない問題に立ち向かいながら、前向きに生きていくには、何よりも問題解決力が必要なんですが…ちょっとため息がでる話ですね。一例に過ぎないとはいえ。
…と、教育論的に!?現在の若者について云々を今日のブログで書きたいわけではなくて、ここで伝えたいのは
「言葉の定義は人によって違う」
「それを確認しないとコミュニケーションができない・物事の本当が見えない」
ということです。
お分かりだと思いますが、上記の例、「自立したいんだ、すごいねえ~」で終わってしまうと、本当の姿は分かりません。
さて、上記の「自立」については、正直ほとんどの人が違う意味で捉えてしまうでしょう。
言葉の意味を正しく受け取る際に「難解」な部類に入りますね。
しかし、簡単な例でも、日本人がすぐ誤解するのが、アンケートリサーチだと思います。
セミナーを聞いたり、サービスを受けたりして
「まあ役に立った」
ほど都合のいい選択肢はないと思っています(注:選択肢として用意すること自体を否定するわけではありません)。
「すごく役に立った」「まあ役に立った」で全体の8割を超えて「良かった!」と思っている人、いませんか?
何も得るものがないセミナーやサービスなど、ほとんどありません。
なんらかの得るものが期待できる、だから受けるわけであって、期待ほどではないにしても「いいところもあった」というものがほとんどですよね。
「すごく役に立った」≧「まあ役に立った」ではないと、「良いもの」とはいえないのが実際のところですね。
また、最近様々なアンケートがインターネット上のニュースとして届けられますが、
・インターネットやケータイの利用率調査を、そもそもインターネットやケータイを用いてやっているもの
・母集団が極めて少ないもの
・たとえば「彼氏の嫌なところは?」など、フリーアンサーにすると何通りも考えられるものを、選択肢が最初から用意されているもの
なども、実態とは異なった結果が出てくるでしょう。
誤解しないよう、常に用心していましょうね。
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