スローガンやコスト削減目標は調達戦略ではありません。 重要なのは、品目別調達方針とサプライヤリレーション戦略です。
「2.サプライヤリレーション戦略」は、本来「1.品目別調達方針」とマトリクスの関係になっている必要があります。
つまり、ある品目Aはコスト重視であり、複数のサプライヤを集約させ、準内製として位置づけ、サプライヤと共同でサプライチェーンや開発の共同作業も含むトータルコスト低減を推進していく、といった方針です。
本来であれば、このようなマトリクスが調達・購買戦略の基本であると考えられます。
製品の技術革新や競争環境のグローバル化は、調達・購買部門により多くの機能を求めるようになってきています。
一方で「戦略」を明文化し、共有していく(社内外に対して)ことの重要性も一層増してきていると考えています。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。