いよいよ10月からアメリカで「T-Mobile G1」が発売される。あのGoogle Androidが搭載された近未来風ネーミングのケータイは、何をどう変えるのだろうか。
野口悠紀雄氏『超「超」整理法』
つい先日『超整理法』で一世を風靡した野口悠紀雄氏の新刊が、書店で平積みとなっていた。これを手に取ってみて驚いたのは、その内容がほぼ完全なGoogle讃歌となっていたこと。
目次を並べるだけでも
第1章:Gメール革命
第2章:デジタルオフィスはオンライン
第3章:紙との共存
第4章:検索を制するものは知を制す
第5章:検索は知のスタイルを変える(以下・省略)
と続く。
極言すれば、Gメールを使いこなせるかどうかに知的生産性はかかっている、ぐらいの大胆な主張が展開されている。個人的にはGメールの恩恵だけでなく、Googleが提供してくれるさまざまなツールを使うメリットを実感しているので、野口教授にまったく同意するばかり。むしろ野口氏のようなオーソリティをここまで心酔させるGoogleの力に驚いた。
Google『アンドロイド』登場
そして9月23日ニューヨーク、Googleは満を持してケータイ向けOS『アンドロイド』を搭載したマシンを発表した。この「T-Mobile G1」は10月22日から発売が開始される(2年契約付き179ドル)。
このケータイはタッチスクリーン(iPhoneと同じ)、QWERTY配列のキーボード(iPhoneにはない機能)、片手でナビゲーション可能なトラックボール(iPhoneにはない機能)を装備している。画面サイズはiPhoneよりやや小さい。179ドルという価格設定は、iPhoneの199ドルを微妙に下回っている。
強力な検索機能はもちろん、Gメールも簡単に使える。話題のStreet ViewはGPS連動で活用できる。とても便利で使い勝手の良いケータイなのだろうと推測できる。これがiPhoneをベンチマークとして開発された製品であることは、一目瞭然。では、この「T-Mobile G1」もiPhoneと同じSTPに基づいて開発されたのだろうか。
意外にiPhoneは苦戦している伝えられる。特に日本ではiPhone登場前に予想されていた販売計画をはるかに下回る実績しか上がっていないという。個人的にはかなり熱心なマカーなので、すぐにも使ってみたいと思いながらも、まだiPhoneを買うまでには至っていない。
知り合いが持っているiPhoneを触らせてもらうと、そのフィールは所有欲をものすごく刺激する。ツボをついている感じがビンビンする。しかし、ケータイはほぼ100%ビジネスユースでしか使わない現状を考えると、いまいち導入に踏み切れない。その理由は、インプットデバイスの使い勝手が決して良いとはいえないからだ。iPhoneなら、まだ普通のケータイの方が慣れている分だけマシである(どっちも決して良いとは言えないけれど)。
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