2008.09.29
「どうするのか」ではなく「どうしたいのか」
寺西 隆行
(株)Z会
上司に「どうするのか」と尋ねる前に、あなたに「どうしたいのか」はありますか?
◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
先日、「チームワーク・オブ・ザ・イヤー2008」というイベントに出席させていただきました。
http://team-work.jp/year/
主催はサイボウズ。
わずか3人の社員で、松山にて産声をあげたのが1997年。ほんの10年少し前のこと。
そんな短期間で今では東証一部上場企業にまで成長した企業です。
そしてまた、会社を作って儲けて…ということが目的ではなく、ほんとうに自分達のしたいことを純粋に追い求め成功し、だからこそ今でも地に足がついた成長を続けている企業でもあります。
◆こちら↓で創業からの想いを御覧いただけます。
http://www.insightnow.jp/article/822
青野社長、そして共同創業者である高須賀前社長、ともに仲良くしていただいているのですが、どちらの方からも
「~がしたい!」
という気持ち、全身から感じることができます。
ところがどうでしょう…
最近、講演させていただいたときの質疑応答の機会や、若いビジネスマンに会ったとき…
そしてまた、恥ずかしながら自社の一部の社員を見る中で…
上司、あるいは会社側に「どうするのか?」と尋ねる質問ばかりが得意で、「どうしたいのか?」がない人に少なからず当たってしまいました。
※タマタマ、かもしれませんけどね(苦笑)もちろん、「すごいなあ」と思える方もいることは断っておきますね。
僕は代替案を持たない批判が最も嫌いなことの一つです。
自分に「どうしたいのか」がないくせに、他人に「どうするのか」を迫ることだけはお得意。
「どうするのか」を強く迫るのであれば、自らのwants(ウォンツ)に従い、先にさっさと自分でやっちゃうのが「実行力のある人」のとる行動なんですけどね。
「いや、私にはそんな権限なくて…」
「えーっ…私の業務領域ではそこまでできないよ…」
最初にこの言葉が出る人が、実はwants(ウォンツ)のない人。
◆wants(ウォンツ)に従いいろいろ行動し
◆「おい!そこまで勝手にやるな」と上司に咎められ
◆そのwants(ウォンツ)を達成するために別の手法をとり
◆それをまた咎められ…
と、何度も繰り返して初めて
「wants(ウォンツ)を達成するための障害が上司(あるいは会社)にある」
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