40も過ぎて・・・やっと、プレゼンテーションを楽しむことができるようになった。 仕事なので、楽しむというのは、語弊があるが・・・ プレゼンをやっている私は、何を楽しんでいるのか、ちょいと考えてみた。
他人と他人がライブでコミュニケーションをする場が、プレゼンテーション。
その互いに、「発見」がなければ、そもそもプレゼンテーションをする意味がないっ。
企画書に書いていることを話すのは、「伝達」。
「説得」や「納得」のために話すのは、「下達」。
企画書に書いていることも、そのプレゼンに用意したシナリオも、
それらは、すべて過去のものであり、そこには、未来がない。
過去を追いかけるのに一生懸命なプレゼンは、面白くない。
プレゼンテーションが明るい未来をクライアントと共有する場であるなら、
その場は、「新しい自分を発見」するための場でなくてはならない。
シナリオ=過去を捨てる勇気が、良いプレゼンテーションの極意だと思う。
自分自身に、自分の未来を見たいという意志がなければ、
発する「言葉」に、未来を共有したいという魂が宿らないっ。
良いアーチストのライブは、何度見ても面白い。ドキドキする。
同じ楽曲をやっているはずなのに、いつも新鮮な気持ちになる。
たぶん、そのアーチスト達は、同じコトをやってるつもりはないのだと思う。
毎回毎回のライブに、毎回毎回の発見があるのだ。きっと。
そうじゃなくちゃ、ライブが一番なんて言えないはずだ。
プレゼンテーションは、
過去にしがみつくための仕事じゃないんだ・・・
未来を開く「ライブ」なんだ。
そう言えるようになるまでにかかった歳月は、約20年っ。
まだまだ、生きてる気がする。
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企画書の書き方とプレゼン
2008.10.30
2008.09.28
2008.07.17
2019.08.08
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。