オリンピックの熱い戦いもようやく終わりましたね。今年のオリンピックは世界新記録続出でしたが、本命が予選で敗退した例もいくつもありました。アスリートのパフォーマンスの秘密とは?
感情能力については、棒高跳びで金メダルをとった
ロシアのエレーナ・イシンバエワ選手があの明石家さんまとの
インタビューで深いコメントをしています。
イシンバエワ選手は5.05メートルで世界新を出して優勝したのですが、
練習でではせいぜい4.80メートルしか飛ばないとのことです。
「なんでやの」というさんまの突っ込みに、
「残りのパフォーマンスは本番だからこそ湧き出る
特別な「感情」とアドレナリンで決まるから」だと
笑って答えていました。
よく「オリンピックには魔物が住んでいる」
という言い方をする評論家がいますが、
それはオリンピック独特の雰囲気にのまれてしまい、
本来の活躍ができないことを指すらしいです。
世界記録を更新するには
瞬間的な感情の爆発を
自分のパフォーマンスに結びつける能力が求められます。
勝負の世界はスポーツだけではありません。
ビジネスマンもここぞというプレゼンテーションや交渉など、
その場の瞬発力が結果を左右する場面があります。
プレッシャーがかかるのは当たり前。
あせりや不安の感情をエネルギーに変換できる力が求められます。
以上
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2008.09.07
2008.09.09
横井 真人
産業能率大学 教授
個人と組織のパフォーマンス向上を研究。人の行動をスキル、知識、行動意識、感情能力、価値観等の要素に分解し、どの要素が行動に影響を与えているかの観点からパフォーマンスを分析。職場のコミュ二ケーション、リーダーシップ、チームビルディング、ファシリテーション、ソリューション営業、マーケティング等の具体的施策に視点を活用する。