2008.08.14
会ってから1週間経っても印象に残る、名刺交換のポイントとは?
新田 龍
株式会社ヴィベアータ、株式会社就活総合研究所 代表取締役
【背景解説】 とある週末、のべ70名様と名刺交換したときに試してみた ①会ってから1週間経っても印象に残る、名刺交換のポイントとは? ②「またこの人と会いたい」と思わせる、メールのタイミングや内容とは? ③「メールします!」の何割が社交辞令なのか? についての私的考察。
1週間かけて、ごく私的な実験をやってみました。
先だっての週末に
【金曜】主宰している異業種交流会
【土曜】知人の国際弁護士宅でのホームパーティ
【日曜】学生&若手社会人のビジネスプレゼン大会(審査員として)
というモロモロの集まりがありまして。
多くの方とお会いすることになるのは事前に分かってましたから、以前から
試したいと思ってた次の3つのテーマについて試してみることにしました。
テーマは次のとおり。
①会ってから1週間経っても印象に残る、名刺交換のポイントとは?
②「またこの人と会いたい」と思わせる、メールのタイミングや内容とは?
③「メールします!」の何割が社交辞令なのか?
我ながら、なかなか興味深い試みと言えるでしょう。
名刺を頂けた場合、普段であれば極力24時間以内に私の方からメールする
ように心がけてるんですけど、今回こちらからは基本的にアクションを
起こさず、ご連絡を待つだけにしてみました。
また③については、名刺交換時に持ち合わせがなく、その場では私から名刺を
差し上げただけで、「メールします!」と言ってくれた方のうちどれくらいが
実際に送ってくれたか、というのがテーマですね。
名刺交換というよくある場面において、どのような行動や工夫が
次に繋がっていくきっかけになるんでしょうか。
身を削った実験の結果、なかなか興味深い気づきが得られました。
ではまず、
・会ってから1週間経っても印象に残る、名刺交換のポイントとは?
について。
そもそも名刺交換というのは、交換すること自体が目的ではもちろんなくて、
「次のアクションに繋げること」
が大事なわけですよね。
とすると、名刺を交換した瞬間から、ネクストステップに至るための
コミュニケーションをとっていかねばならないということになります。
今回私がその「コミュニケーションの受け手」となることを意識したとき、
「この人ともっと話したいな」
「話してて心地よいな」
と感じ、特に印象に残った人が確実にいたわけです。
思い返してみると、共通していたのは次のような点ですね。
①名刺の扱いが丁寧
②名刺をネタに質問してくれる
③共通点を探そうとしてくれる
具体的にはどういうことなのか。 次に詳しく見ていきましょうか。
①名刺の扱いが丁寧
この場合の「扱い」には、自分の名刺と相手の名刺、両方を含みます。
自分が受け取るときだと、「すぐに名刺入れにしまわない」というのは
ポイントですね。
すぐにしまわれてしまうと、「自分に興味ないのかなー」と相手に思わせて
しまうかも知れない。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
フィールドワーク
2008.08.14
2008.08.14
2008.08.14
新田 龍
株式会社ヴィベアータ、株式会社就活総合研究所 代表取締役
キャリア教育プロデューサー ブラック企業アナリスト 大学講師 HRMストラテジーコンサルタント JCDA認定キャリアデベロップメントアドバイザー 日本キャリア開発協会、東京商工会議所会員 早稲田大学卒業後、東証一部上場企業で経営企画、事業企画を経験。 その後人材サービス大手企業にてコンサルタントおよび人事採用担当等を歴任。 現在は人事戦略とキャリア教育に関するコンサルティング会社を2社経営。