効果テキメン！組織のメンタルストレスを取り除く方法

　そこで、「あなたが生まれてきてくれてよかった。なぜなら～」というのを全員が誕生日１人に対して言うのを、朝のミーティングにでもやってください。

　もしくは金曜日の夕方に、会議室にピザでも頼んで、軽食を取りながら、やってください。

　みなさん、相当照れますが、やってください。

　てきめんに個々人の仕事へのモチベーションが上がります。チームへの貢献意識が高まります。

　医者ですら、社会復帰に対してある意味でサジを投げるような、引きこもってしまうメンタルヘルスの低下した人々に、素人であるあなたが、発症後や、発症前になにかしらの言葉がけで何かができると思うことが自体が間違っていると思います。

　健康なうちに、全員に強制的にやるのが一番いいと思いますよ。

　なぜかわからないけど、どうも効果があると言われることを「みんなでやる」ことが予防のクリティカルなポイントです。判断力が一切必要ありません。

　あなた、一人一人の部下のことわかります？分かるというほうが傲慢だと思いますよ。

　コンサルタントとして、こういうことを主張するのは、あまり好きではないのですが、メンタルヘルスの現場でケアの仕事をしている人々と話してみてください。

　実際に、メンタルヘルスを害してしまった人の話しを聞いてください。

　とても上司である自分が言葉掛けをするぐらいで対処できる問題ではないことに気が付く筈です。

　生易しい問題ではないのです。

　セラピーの現場では効果がなんとなくある、ということが一番大事です。因果関係なんてどうでもいいんです。どうせ近い将来解明されますが、そんなことは言ってられません。今が大事なんです。

　だから、今、上司のあなたが、理由はわからんけど、予防策として効果があると言われることを始めるべきだと思います。