鎮魂っ、赤塚不二夫論っ!
書かずにおれないのだっ!

2008.08.04

ライフ・ソーシャル

鎮魂っ、赤塚不二夫論っ! 書かずにおれないのだっ!

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

「人生はギャグ」を信条に生きた漫画家の赤塚不二夫さんが2日、その生涯を閉じた。 この訃報をほっておけないのだ。 慎んで、赤塚不二夫論なのだっ。

赤塚不二夫にとって、
ギャグや、笑いは、「生きている力」そのものだったのだっ。

「チビ太」「ハタ坊」に、
「ダヨ~ンのおじさん」「デカパン」に、
「目玉つながりのおまわりさん」に、
印象に残っているのは、両足を見えないくらいバタバタさせて走る姿。
みんな漫画の中で、ジタバタしているのである。
当時の反体制で戦う若者達のジタバタした状況と
重ね合わせて解釈すると面白いっ。

ジタバタしてるけど・・・「これでいいのか?」。
赤塚不二夫にとっては、
愛を込めて「これでいいのだ」なのであるっ。
その時代、それもひっくるめて、全部が、「生きている力」。
みんなが「生きている時代」だったから。

・・・で、2008年現在・・・これでいいのか?である。
全然、良くないっ。
体制や権力に対して、誰もジタバタしないっ。
若者達の「生きている力」が、見えてこないっ。
「これでは、良くないのだっ」。

「東から昇ったお日様が、西へ沈む」と体制側が言う常識を、
ふんふんと真に受けていたのではいけないのだっ。
「西から昇ったお日様が、東へしずーむ♪」と
ジタバタする奴はいないのかっ。ニャロメー。

いまを「これでいいのか」と、問い続け、ジタバタしたい。
そして、
「これでいいのだ」と言えるくらいの「生きてる力」を共有したい。

熱い運動ができるわけでもなく、
凄い漫画が描けるわけでもないが・・・
こういう想いを、
ひとりでも多くの若者達に伝わる努力はしたいっと宣言する。

それが・・・
バカボンのパパより4つも年をとってしまった、
45才になった私の、
赤塚不二夫先生への、夏の鎮魂である。
笑って哀悼だっ、ご冥福を祈るぞっ、
この野郎め=ニャロメーっ。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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