「ゆるみ力」は、仕事や生活の現場をたくましく生きるための底力。
◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
『ゆるみ力』(阪本啓一著、日経プレミアシリーズ)のご紹介です。
アマゾンでの購入はこちら
「ゆるみ力」は「ラクしようぜ」という力ではありません。
底力をつけることで「楽しもうぜ!」という力のことです。
この力のつけ方を7つのテーマに分けて説明しています。
1.人間関係
この章の「ペルソナ崩し」の著述で、僕はこの本に引き込まれることになりました。
「ペルソナ」とは、仮面。仮面の自分が崩れる体験を「ペルソナ崩し」と表現しています。
僕自身、強烈なペルソナ崩し事件を経験していますので、すぐさまそのときのことを生々しく書き、阪本さんにメールさせていただいたほど、この章で取り上げられた「ペルソナ崩し」についての説明はすばらしいです。
仮面の自分は、自己の成長を妨げます。
僕のZ会社員としての職業領域である「教育」や「受験」において、10代の人たちを見ていながらの典型例は
「ケアレスミスさえなければもっと点が取れたのに!」
というもの。
「実力がそれなりにある、と思っている自分自身」というペルソナ、かぶっています。
ケアレスミスも実力のうちと素直に認め、間違ったところを見直す「復習」が何よりも大事なのに。
素直な自分をさらけ出すことは、自己の成長にもつながり、結果良好な人間関係の構築に大きく役立つんですよね。
2.トラブル
問題が起きたときに「なんで自分ばかり…」。そう思う方も少なくないでしょう。
そんなとき、問題解決につながる力は、「そうきたか」と思う気の持ちよう。
「なんで~」からは解決が生まれません。「そうきたか」(じゃあこうしよう)という力こそがゆるみ力なのです。
3.プロジェクト
大きなプロジェクトで大事な「ゆるみ力」は、志と矜持。
「志。何のためにこのプロジェクトを実行するのか、実行されなければいけないのか、という動機・理念のことを志と呼ぶ。」
「矜持とは、自分のやっていることがお天道さまに恥ずかしくないか、自分が自分の行為を受け入れることができるか、という、まっすぐで背筋の伸びた姿勢だ。」
3章を読むだけで自然に志と矜持を身につけようとする自分になれるでしょう。
4.リーダー
阪本さんはリーダーについての書籍をたくさん書かれていますので(松井秀樹選手やイチロー選手などが恩師からプレゼントされた本も阪本さんの手による『リーダーこれだけ心得帖』だそうで!)、その中身をギュッとつめて+新しい事例を含めて解説されたような章です。
次のページ5.キャリア
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2008.06.29
2008.06.30