トップアスリートと一流ビジネスパーソンとは類似点があると聞いたことがあります。 私たちはビジネスというフィールドでプレイするアスリートとも言えると思うのです。 そこで、「ビズアスリート」的な思考や行動はどうあるべきかを何回かに分けて考えてみます。
プロアスリートは基本的に個人事業主です。チームスポーツであれ、個人競技であれ同様です。
個人のパフォーマンスが導く成果(個別の勝敗や年間を通じた成績)に責任を持たねばなりません。考えようによってはビズアスリートも同じではないか?と私は捉えています。会社という集団社会に帰属する(雇用される)ことは永遠に続くモノではないですし、個人としてのパフォーマンスを所属するチーム・団体でどう活かしていくかに責任を持っています。
ただ、評価のされ方に関してが所属する企業文化に強く影響されている場合が多い。
でも、ビズアスリートは結果に対してシビアであるべきだと思います。
スポーツは勝敗がスコア(勝敗ルール)によってはっきりと結果が出ます。ビジネスでは必ずそうとは限らないですが、トップアスリートの勝敗に対する心構えは我々ビズアスリートとしても参考になそうです。
A)勝ち(満足パフォーマンス) B)負け(満足パフォーマンス)
C)勝ち(不満足パフォーマンス) D)負け(不満足パフォーマンス)
勝敗結果に対して自分のパフォーマンスの質を組み合わせると4つの次元で整理できます。
特に自分のパフォーマンス品質に配慮すべきはBとCです。
結果だけで判断してしまうと自らのパフォーマンス品質評価を誤る可能性があります。
B→決して悲観することはない!
C→手放しで喜んではならない!
「会社の業績が全体的にいいからいいや!」これはビズアスリートの考え方ではないです。
「勝つことが全てではないことを理解した者がよりよく勝つ」
つまり、経験に学び進化していく心構え(質へのこだわり)がビズアスリートの起点になるのだと思います。
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