「BMR」(Basic Marketing Relations)は、日本語では 「基盤マーケティングリレーション」 と銘打たれています。 この言葉には、 「マーケティングの押さえるべき要素とその関係」 をモデル化したという意味が含まれているそうです。
-製品領域------------
T:一人住まいの若者が
O:時間のない朝食時に
W:手っ取り早くスープを飲みたい
↓
P:インスタントスープ
---------------------
-製品コンセプト------
B:3分で手早く飲める
A:ドライ・パッケージ&一人用小袋
P:インスタントスープ
---------------------
わかりやすいですよね?
「BMR」を利用すると、
ターゲット消費者の「ウォンツ」と製品の「ベネフィット」
を結びつける製品をきっちり構想することができる点が
おわかりでしょうか。
BMRを使い慣れるためには、さまざまな既存商品をネタに、
「BMR」に基づいて製品領域、および製品コンセプトを
記述するとしたらどうなるかなと実際やってみることを
オススメします。
今回でBMRのご紹介は終わりです。
蛇足ながら、BMRに基づいて構想された商品は、
「10年持つ」
ロングセラーになるというのが、BMRの
「ベネフィット」
ということなんでしょうね。
*「10年商品を作るBMR」
(山中正彦監修、ドゥ・ハウス編、ドゥ・ハウス)
*残念ながら、一般書店では入手できません。
アマゾンの「e託」を利用して販売されています。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
10年商品を作る「BMR」
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。