10年商品を作る「BMR」(3)

2007.05.16

営業・マーケティング

10年商品を作る「BMR」(3)

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

「BMR」(Basic Marketing Relations)は、日本語では 「基盤マーケティングリレーション」 と銘打たれています。 この言葉には、 「マーケティングの押さえるべき要素とその関係」 をモデル化したという意味が含まれているそうです。

-製品領域------------

T:一人住まいの若者が
O:時間のない朝食時に
W:手っ取り早くスープを飲みたい

P:インスタントスープ

---------------------

-製品コンセプト------

B:3分で手早く飲める
A:ドライ・パッケージ&一人用小袋
P:インスタントスープ

---------------------

わかりやすいですよね?

「BMR」を利用すると、

ターゲット消費者の「ウォンツ」と製品の「ベネフィット」

を結びつける製品をきっちり構想することができる点が
おわかりでしょうか。

BMRを使い慣れるためには、さまざまな既存商品をネタに、
「BMR」に基づいて製品領域、および製品コンセプトを
記述するとしたらどうなるかなと実際やってみることを
オススメします。

今回でBMRのご紹介は終わりです。

蛇足ながら、BMRに基づいて構想された商品は、

「10年持つ」

ロングセラーになるというのが、BMRの

「ベネフィット」

ということなんでしょうね。

*「10年商品を作るBMR」
(山中正彦監修、ドゥ・ハウス編、ドゥ・ハウス)

*残念ながら、一般書店では入手できません。
 アマゾンの「e託」を利用して販売されています。

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

フォロー フォローして松尾 順の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。